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積水ハウス、転職含む自己都合退職者の復職登録制度を創設:産業動向
積水ハウスは、転職を含む自己都合退職者の自社での新たな活躍機会を創出する「Welcome Home制度」を開始する。登録時の年齢や勤続年数、登録期間の制限を撤廃するなど登録条件も大幅に拡大した。
積水ハウスは2024年12月1日から、自己都合退職者(アルムナイ)の自社での新たな活躍機会を創出する「Welcome Home制度」を開始する。従来の退職者復職登録制度を改定して制度化し、登録条件も大幅に拡大した。
新制度では登録時の年齢や勤続年数、登録期間の制限を撤廃。また、従来対象だった育児や介護の事情で退職せざるを得なかった社員に加え、転職も含めた自己都合退職者も登録可能とした。
2024年12月2日には、退職者と企業がつながり続ける場として「アルムナイネットワーク」の専用サイトを開設する。登録者に対し、最新の会社情報や求人情報の提供、復職者のインタビュー記事の発信などを行う他、アルムナイメンバーや運営担当社員の交流の場も設ける。講師としてのスポット雇用や共同研究での共創なども想定し、「退職で終わらない新しい関係」を実現するネットワーク形成を目指す。
積水ハウスは、2023〜2025年度を期間とする第6次中期経営計画において、人財戦略の重要テーマに「キャリア自律支援」「DE&Iの推進」「多様な働き方の推進」「幸せの基盤づくり」の4つを掲げている。制度改革や組織風土づくりを通して、従業員の自律を支援、促進する。
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