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MODEとBONXが協業、現場向けIoTプラットフォームとグループ通話アプリを連携:製品動向
米シリコンバレー発のスタートアップ企業MODEとビジネス用グループ通話アプリ「BONX WORK」を提供するBONXが協業を開始した。
米シリコンバレー発のスタートアップ企業MODEは2024年8月19日、ビジネス用グループ通話アプリ「BONX WORK(ボンクスワーク)」を提供するBONXと協業を開始し、両社サービスのシステム連携を開始すると発表した。
MODEの現場向けソリューション型IoTプラットフォーム「BizStack(ビズスタック)」で収集したリアルタイムデータからのアラートが、BONX WORKを通じて音声で受信できるようになる。これにより現場作業者は即座に状況を把握し、対応にあたれる。
今後は、作業現場の状況を生成AIがチャットで報告するツール「BizStack Assistant(ビズスタック アシスタント)」とBONX WORKの連携も開始し、音声によるアラートの受け取りだけではなく、生成AIの活用や双方向コミュニケーションなど、さらなる機能の拡充を図る予定だ。
MODEが開発した「BizStack(ビズスタック)」は、センシング技術とリアルタイムデータに特化したプラットフォーム。メーカーを問わず、さまざまなセンサー/デバイスのデータを収集し統合することで、現場のデータを効率的に活用できる。
BONXが提供するBONX WORKは、スマホアプリと独自のハードウェアを利用してトランシーバーのように通話でき、チームパフォーマンスを最大化する。
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