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AIアシスタントとIoTで現場監督に環境変化を報告、MODEの「BizStack Assistant」AI

シリコンバレー発のIoTソリューションを提供するMODEは、作業現場の状況変化や異変を生成AIがチャットで報告する「BizStack Assistant」のβ版を提供開始した。リアルデータを活用し、分かりやすい自然言語で報告する。

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 米MODEは、作業現場における状況変化や異変を生成AIがチャットで報告する「BizStack Assistant」のβ版を提供している。

新しいアプリに慣れる必要がなく、SlackやMicrosoft Teamsに対応

 MODEは、2023年3月から生成AIをIoTへ応用する機能開発に着手し、同年6月にエンタープライズ向け対話型生成AI「BizStack AI」をリリース。今回のBizStack Assistantは、「どんな現場にもあなたのAIアシスタントを」をコンセプトに、プレビュー版の機能強化を図ったAIサービスとなる。

BizStackの構成イメージ
BizStackの構成イメージ 出典:MODEプレスリリース

 BizStack Assistantでは、生成AIの持つ一般的な知識に加え、現場で計測したリアルタイムのデータを与えることで、現場状況や変化を分かりやすい自然言語で報告する。まるで現場に派遣されたAIアシスタントが報告しているような感覚で、現場の状況について質問したり報告を受けたりできる。

 建設現場の利用シーンとしては、建設中の作業現場における異常が発生した場合、AIが異常を報告し、現場監督を支援する。一般的なチャットボットは、人間の方から話しかけないと会話が始まらないが、BizStack Assistantは、BizStackで設定されたアラート機能から異常を判断するため、必要な時はBizStack Assistantの方から話しかける。

現場に専属のAIアシスタントがいるような体験を提供
現場に専属のAIアシスタントがいるような体験を提供 出典:MODEプレスリリース

 自然言語での報告だけでなく、リアルタイムデータの集計やグラフなどによる可視化にも対応。スマートフォンの小さな画面の中で操作や設定をする必要がなく、チャットツールを介した自然言語からの指示だけで、自動でデータ集計やグラフ作成を行い答える。

 これまでのBizStackのUI(ユーザーインタフェース)は、現場事務所など大きな画面を持つPCが設置された場面での利用が一般的だったが、β版ではSlackなどのチャットツールにも応じる。慣れない新たなアプリを使いこなす必要がなく、導入と活用をスムーズに進めることができるという。

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