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AIが作業報告書の自動作成を支援、スマホ1台で写真撮影/整理から オプティム:製品動向
オプティムは、AIを使用した報告書自動作成カメラアプリ「OPTiM Taglet」を開発した。スマートフォンでOPTiM Tagletを使用して写真を撮影し、写真の状況が分かるタグを付けることで、現場で報告書作成まで完了できる。
オプティムは2024年6月27日、AIを使用した報告書自動作成カメラアプリ「OPTiM Taglet(オプティム タグレット)」を発表した。スマートフォンでOPTiM Tagletを使用して写真を撮影し、写真の状況が分かる管理用タグを付けることで、AIのサポートにより現場で報告書作成まで完了できる。写真撮影を伴う報告書作成業務を最大3分の1に圧縮、効率化する。
今後、業界ごとに必要なガイドラインやマニュアルに準拠したフォーマットを順次拡大予定だ。
撮影時に写真、動画へ付与するタグは、ユーザーが自由に定義できる。タグが付与された写真はクラウドに自動アップロードし、管理グループ内で整理される。写真データの取り込みやフォルダ仕分けなどが不要になる。
報告書は、スマホ上で写真を選択すると、タグ情報をもとAIが自動的に作成する。作成後は即座に同じ管理グループのメンバーに共有され、管理グループ内で共同編集が可能だ。その他、タグ検索、電子小黒板に加え、有償の遠隔作業支援など、現地作業を支援する多様な機能も備えた。
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