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建設業界に特化したDX支援の新拠点を開設 トランスコスモスが北海道札幌市に:施工管理
トランスコスモスは、建設業界に特化したDX支援の新拠点を北海道札幌市に開設した。デジタル施策の企画から導入/定着、アフターフォローまでをワンストップで提供する。
トランスコスモスは2024年5月15日、北海道札幌市北区に、建設業界に特化したDXの新拠点「BPOセンター札幌北八条」を開設したと発表した。デジタル施策の企画から定着までを支援するサービスに加え、BIMの導入/活用支援や、BPOサービスも提供する。
施工管理やBIMに関する知見やノウハウで建設DX推進を支援
新拠点の席数は280席で、2024年4月から既に業務を開始している。デジタル活用に課題を抱える建設企業に対し、施策の企画から導入、定着までを全般的にサポートする。業界共通のツール活用の他、企業ごとの個別ツールの開発も行い、業務全体の最適化を図る。
サービスメニューの1つである「To BIM」サービスでは、BIMモデルの作成支援やクラウド上でのBIMモデルの活用、BIMによる業務をサポートするBIMソリューションなどを提供する。
また、施工管理業務の効率化に向けては、専門サービス「Construction Digital(コンストラクション デジタル)BPO」を通じて、数量拾いから業法書類の確認、オーダーメイドのプランニングまで、さまざまなメニューを組み合わせながら、業務プロセスを改善する。
トランスコスモスはこれまで、関連会社である応用技術と連携しながら、国内3拠点/海外2拠点のセンターで、建設業界に特化したサービスを提供している。
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