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「ICT施工」で押さえておきたいポイント サイバー攻撃で「建機乗っ取り」はあり得る?BUILTトレンドウォッチ(4)(1/2 ページ)

野原グループが運営する「BuildApp News(ビルドアップ ニュース)」とBUILTがコラボした本連載「BUILTトレンドウォッチ」では、建設DXの実現に向けた基礎知識から、法令動向、最新技術など、旬なキーワードをピックアップして解説します。

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 今回は、「ICT施工」についてピックアップします。ICT建設機械やドローンを使いプロセス全体をIT化することで、建設現場の業務効率化が期待されています。一方で、ネットワークにつながることで「ハッカーに乗っ取られる危険性はあるの?」など気になる点も。本記事では、ICT施工の具体的な事例も合わせて解説していきます。

ICT施工の概要

 ICT施工(ICT土工)とは「建設生産プロセスの各段階で、ICTを全面的に活用する工事のこと」を指します。「施工だけ」「設計だけ」という一部分のみの導入ではなく、「プロセス全体」での導入となる点が特徴です。

 人口減少が進む中で、建設業従事者の数も減り続けており、慢性的な「人手不足」が課題となっています。そんな中で国土交通省は「i-Construction」を提唱し、IT機器を活用した建設現場の生産性向上を推進しています。直近では2024年4月に、「i-Construction2.0」にアップデートし、建機自動化などオートメーション化の推進により、2040年度までに建設現場で3割の省人化を実現し、生産性を1.5倍に引き上げることを目標に引き上げました。

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