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工事現場事務所でNearly ZEB認証取得、矢作建設工業ZEB

矢作建設工業は、東海大府工事事務所で建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)のNearly ZEB認証を取得した。建設現場で快適に働けるためのウェルネスに配慮した室内空間を実現する。

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 矢作建設工業は、東海大府工事事務所において建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の Nearly ZEB認証(省エネ技術と創エネ技術により、エネルギー消費量を75パーセント以上削減した建築物)を2024年3月に取得した。

 東海大府工事事務所は、鉄骨造3階建、延べ面積約1345平方メートルの工事現場事務所だ。照明器具の全数LED化、空調機器の効率化・最適化、CO2制御による全熱交換器、外壁や一部床への断熱材とガラスへの遮熱フィルム導入により、標準的な事務所と比べて、一次エネルギー消費量を53%削減している。加えて、工事事務所の屋根に太陽光発電(発電量52キロワット程度)を設置して必要エネルギーを賄うことで、全体で80%のエネルギー削減を実現した。

東海大府工事事務所外観
東海大府工事事務所外観 出典:矢作建設工業プレスリリース

 事務所では、室内に壁面緑化やプランターやアクアリウムを設置。リフレッシュスペースを整備し、ウォーターサーバーも導入した。今後は、ストレス軽減や生産性向上効果を定量的にデータ計測/分析して、このようなウェルネス空間の提案メニューの拡充を図る。外装の一部には、日射抑制と地域産木材の循環活用を両立させ、CO2の固定化効果も期待できる天然木ルーバーを採用した。

 矢作建設工業は、今回の取り組みを契機に、木材をはじめとする資源の活用やリユースなど循環型社会に貢献するしくみ構築を目指す。

事務所の外装
事務所の外装 出典:矢作建設工業プレスリリース

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