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設置するだけで1年間はマンホール水位を監視、日立システムズの「CYDEEN」第8回 JAPAN BUILD TOKYO(2/2 ページ)

日立システムズが提供するCYDEENは、もともと公共工事の事務処理を効率化する目的で開発したソリューション。その後は、ライフサイクルを総合的に支援するソリューションとして成長し、現在は公共/民間の区別なく、現場での作業効率や品質を向上させる基盤として多方面で利用されている。

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既存メーターを自動で読み取る画像解析ソリューション

 現場作業のDXでもCYDEENは、多くの有効な機能を提供している。その中でもユニークなのが、プラントや工場などに設置されている機器にあるメーター類の表示を自動読み取りだ。

 メーターは、デジタル、アナログ、回転式など、タイプを問わない。読み取りは、メーターの表示が見えるようにカメラを設置しても良いし、検査員がスマートフォンやタブレットで起動したアプリでメーター面を撮影してもOKだ。

 メーターが表示する数値と一緒に、時刻とメーター番号も保存。PCのダッシュボードで閲覧可能で、もし異常値が記録されていれば赤色で表示される。また、固定カメラで数値を読み取った際に異常値を検出すれば、担当者にメールで通知が届く。

 メーターの読み取りは、これまでは人が工場や施設の中を移動しながらの作業だったため、時間がかかり、設備機器が稼働する中では危険も伴うものだった。その点、CYDEENであれば、効率化になり、事故も防ぎ、人手不足の解消にもつながる。

メーターを自動で読み取りデータを蓄積
メーターを自動で読み取りデータを蓄積

 他にも今展では、作業品質向上/現場作業のDX推進コーナーでは、フィールド作業の支援サービスも出品した。現場の作業員が装着したカメラの映像を通じ、遠隔地にいるスタッフが共同で作業するのに役立つ。

 フィールド作業の支援サービスでは、現場に出向いた若手作業員に対し、別の場所にいる熟練者が的確な作業手順をアドバイスできる。一人の熟練者が複数の現場作業員に指示するので、効率的な技術継承や若手人材の育成が実現する。

ヘルメットに装着されたカメラと通信モジュール。現場のスタッフが装着し、事務所などにいる熟練者の指示を仰ぐイメージだ
ヘルメットに装着されたカメラと通信モジュール。現場のスタッフが装着し、事務所などにいる熟練者の指示を仰ぐイメージだ

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