ニュース
アスコット初の物流施設を売却 外観意匠に鯉のぼりと利根川をイメージ:ロジスティクス(2/2 ページ)
アスコットが開発した初の物流施設「アスコット・プライム・ロジスティクス加須」が売却決済された。施設機能では、物流効率性と通勤利便性を兼ね備え、住宅地に調和する外観意匠となっている。
4トン車が最大15台同時接車可能なトラックバース
意匠設計では、利根川流域にある加須市の地理や歴史をひも解き、市の伝統工芸品として知られる鯉のぼりからインスピレーションを受け、川の水面がきらきらとやさしく瞬く様と空をおよぐ鯉のぼりを白と淡いグレーの陰影で施設外観に表現した。
鯉のぼりの鱗をイメージした外構の塀には、沿道を照らすように照明を設置し、地域の安全にも役立つように配慮。また、エントランス横のテラスには加須名物のうどんを模した大理石のベンチを設け、地域住民にも開放している。
施設仕様としては、2分割での利用が可能で、荷物用エレベーター1基と垂直搬送機2基を実装。4トン車が最大15台同時接車できるトラックバースは高床式で、2基のドックレベラーを備え、コンテナ貨物の入出庫にも対応する。
事務所スペースは1階で、トイレは各階に1カ所配置し、女性用トイレにはパウダースペースやアメニティーロッカーを設けるなど、労働環境の向上を図っている。また、環境や省エネルギーに配慮し、全館LED照明を採用している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ロジスティクス:鹿島建設が物流施設開発に参入 初弾は東京と宮城で着工
鹿島建設は、物流施設の開発に乗り出した。開発から設計、施工までを一貫して手掛ける東京と宮城の2物件を皮切りに、物流施設のブランド「KALOC」を展開していく。 - ロジスティクス:第一生命と丸紅、佐賀県鳥栖市の物流施設開発に100億円を投資
第一生命と丸紅は、佐賀県鳥栖市でecoプロパティーズが計画している物流施設の新設に、約100億円を投じることを決めた。 - ロジスティクス:メディセオ、約267億円で兵庫県西宮市に医療用物流施設を開設 ピッキングにAIを導入
メディセオは約267億円を投じ、兵庫県西宮市に新たな医療用品を扱う物流施設を開設した。 - ロジスティクス:三菱商事都市開発、兵庫県加東市で関西5件目となる物流施設を開発
三菱商事都市開発が、兵庫県加東市で関西圏で5件目となる物流施設の開発用地を取得した。 - ロジスティクス:C&W、茨城県つくば市で延べ8万m2の物流施設「LF谷田部」を鴻池組の設計・施工で着工
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、茨城県つくば市で地上4階建て延べ8万平方メートルの物流施設の新設を計画している。 - ロジスティクス:C&W、奈良県で物流施設「LF奈良ANNEX」を淺沼組の設計・施工で竣工
米クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのマルチテナント型物流施設「LF奈良ANNEX External Link」が、淺沼組の設計・施工で奈良県生駒郡安堵町で竣工した。