三菱商事都市開発は2023年8月31日、兵庫県加東市に物流施設開発用地を三菱商事グループのサステックから取得し、物流施設「MCUDひょうご東条(仮称)」を建設すると発表した。2023年冬に着工し、2024年秋の竣工を目指す。
「ひょうご東条」IC至近の交通利便性に優れた1.7万m2の立地
計画地の敷地面積は1万7820.24平方メートルで、用途地域は工業地機、建ぺい率は60%(角地緩和70%)、容積率は200%。中国自動車道「ひょうご東条」インターチェンジまで約0.5キロと大阪や京都などの近畿圏広域への交通利便性に優れ、県道・国道を利用した播磨地域や神戸周辺都市への地域配送にも適した立地。
また、都市再生機構(旧:都市基盤整備公団)が開発した工業団地「ひょうご東条インターパーク」内に位置しているため、24時間稼働や多頻度配送といった事業運営上も良好な環境となっている。
三菱商事都市開発の物流施設ブランド「MCUD LOGISTICS」シリーズは、これまで関東圏を中心に開発をしていた。今回の物件は、兵庫県神戸市須磨区の「MCUD神戸西」(2021年12月竣工)、神戸市西区の「MCUD神戸西II」(2023年3月竣工)、大阪府吹田市の「MCUD南吹田(仮称)」(2023年秋竣工予定)、大阪市平野区「MCUD大阪平野(仮称)」(2023年冬着工予定)に続き、関西圏で5件目の物流施設開発となり、関西エリアでの物流施設の総延べ床面積は6万坪となる見込み。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ラピダス千歳市半導体工場の設計・施工に鹿島建設が選定 2023年9月着工
半導体メーカーのRapidusは、北海道千歳市に半導体工場の新設を計画しており、鹿島建設が設計・施工に選定された。計画では2023年9月に着工し、ライン稼働は2025年4月の予定。 - NTT Comと竹中工務店、清水建設が労働時間を3割削減する「施工管理DX」へ 年度内に業務アプリを順次外販
NTTコミュニケーションズと竹中工務店、清水建設の3社は、施工管理で扱われるデータの粒度を標準化し、工程や作業調整、日報などの各種業務アプリの開発に、2023年度内の販売展開も視野に入れ着手した。 - コベルコ建機がクラウド機器操作「JIZAIPAD」を開発するジザイエと提携 建機の遠隔“自在化”へ
コベルコ建機は、ベンチャーキャピタルの15th Rockなどと共同で、遠隔就労のプラットフォーム「JIZAIPAD」を開発するジザイエへの1.5億円の出資を決めた。コベルコ建機は、建機の遠隔操作システムと稼働データを使った「K-DIVE」を提供しており、ジザイエとの業務提携の背景には、建機の遠隔操作に新たなインタフェースを実装する狙いがある。 - 東京駅前八重洲一丁目の再開発で「劇場」と「カンファレンス施設」の運営者に、ぴあとコングレが決定
東京駅前八重洲一丁目東B地区の再開発で、劇場とカンファレンス施設の運営者にぴあとコングレが選定された。劇場は、東京駅前初の段床型とし、800人を収容する規模となる見通し。 - 「麻布台ヒルズ」の全貌を徹底解剖 高さ日本一330mの“森JPタワー”を含む、延べ86.1万m2の街が11月開業
日本一の超高層ビル「森JPタワー」を含む「麻布台ヒルズ」が、2023年11月24日にグランドオープンする。街全体の総延べ床面積は約86.1万平方メートルを誇り、オフィス総貸室面積は約21.4万平方メートルで数約2万人が働き、居住者数も約3500人と、いずれも六本木ヒルズの規模に匹敵し、これまでに森ビルが手掛けてきた都市再生事業の中でも最大のプロジェクトとなる。 - 千葉・成田にシーアールイーの1.7万m2物流施設がピーエス三菱の施工で着工
シーアールイーは、千葉県成田市で計画している延べ1.7万平方メートルの物流施設の建設で、2023年8月7日に地鎮祭を執り行い、2024年5月の完成を目指して着工した。