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営繕工事における週休2日促進工事で97%以上達成調査レポート

国土交通省では、週休2日に取り組む営繕工事を対象にモニタリングを実施している。そのうち令和4年(2022年)度に完成した工事では、97%以上で週休2日を達成し、前年度より高い達成率となったことを公表した。

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 国土交通省では、週休2日に取り組む営繕工事を対象にモニタリングを実施している。そのうち令和4年(2022年)度に完成した工事では97%以上で週休2日を達成し、前年度より高い達成率となったことを公表した。

 営繕工事においては、政府の「働き方改革実行計画」に基づき、平成29年度から週休2日の確保に取り組むとともに、工事のモニタリングを実施して、阻害要因の把握と改善方策の検討を進めている。平成30年度からは「週休2日促進工事」を導入して取り組みの拡大を図った。

 今回は、モニタリングの一環として行った週休2日の達成要因等に関するアンケートについて、令和4年度に完成した週休2日促進工事のアンケート結果をとりまとめた。結果、対象工事172件のうち97%以上で週休2日を達成し、前年度と比べて6.2ポイント増加した。週休2日を達成できた要因としては「受発注者間で円滑な協議が実施されたため」「各工事間の調整が適切に実施されたため」などが挙げられた。一方、達成できなかった要因は「執務並行改修で施工上の制約が大きいため」「職人の確保が困難であったため」「資機材調達遅れのため」などだった。

 令和5年(2023年)度からは、原則全ての工事で発注者指定により週休2日に取り組むこととしているが、令和6年(2024年)4月から時間外労働の上限規制が建設業へ適用されることを見据え、月単位での週休2日の実現等さらなる働き方改革に向けた検討を行う。

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