大和ハウス、「つくば市吾妻20街区プロジェクト」本格着工:プロジェクト
大和ハウス工業は、複合施設「(仮称)つくば市吾妻20街区プロジェクト」を2023年6月1日から本格着工した。つくばエクスプレス「つくば駅」直結の好立地が魅力で、竣工は2024年9月を予定している。
大和ハウス工業は、複合施設「(仮称)つくば市吾妻20街区プロジェクト」を2023年6月1日から本格着工した。つくばエクスプレス「つくば駅」直結の好立地が魅力で、竣工は2024年9月を予定している。
つくば市は約150の研究機関と1万人以上の研究者を有する研究開発拠点で、「つくばスーパーサイエンスシティ構想」を掲げている。また2005年につくばエクスプレスが開通、秋葉原駅とつくば駅を快速列車が約45分で結ぶ。2022年の市の人口は約25万人と、開通当初より約31%増加した。
同プロジェクトは、地上5階建ての南棟「d_ll(ディール)つくば」、地上4階建ての北棟、353台の立体駐車場の3棟からなる複合施設で、「賑わいと緑が溢れだすエキウエ施設が、マチのさまざまな交流の拠点となる」をコンセプトとする。
南棟の1〜2階には、飲食店やクリニックなど16店舗、3〜5階はオフィス、特に3階はスタートアップ企業の交流拠点となるシェアオフィスとし、同市や周辺施設などと連携を図る。
北棟は、同社茨城支店と大和ハウスグループ会社5社が入居予定で、2024年10月より約240人が勤務する。全席フリーアドレス対応で、自律移動型の清掃ロボットも導入予定だ。
敷地内には、地下1階のつくば駅改札口とつながる、24時間利用可能な「屋外デッキ接続エレベーター」を設置、屋外デッキを使用し南棟へ直接アクセスできる。また南棟の2階屋外デッキは、道路向かいの商業施設「トナリエつくばスクエア」につながる「ペデストリアンデッキ」にも接続している。
環境に配慮し、南棟約40キロワット(予定)、北棟約30キロワット(予定)の太陽光発電システムを設置、同社供給の再生可能エネルギー由来の電力を合わせて、再エネ100%を達成する。加えて、南棟・北棟において「BELS」(5つ星)、「ZEB Ready」、北棟は「CASBEE」 Sランクも目指す。EV充電設備を立体駐車場に10基、北棟に6基、南棟に1基設置予定だ。
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