ニュース
竹中工務店の「位置プラス」シリーズがカナモトと西尾レントオールで取扱いを開始:現場管理
竹中工務店の位置情報を活用して建設現場の業務効率化を図るアプリ「位置プラス」シリーズの提携レンタル会社に、カナモトと西尾レントオールが加わった。
竹中工務店は、2024年4月の建設業への時間外労働時間上限規制適用に向け、ひと・もの・機械の位置情報を取得し、建設現場で働く労働者の業務時間削減、生産性向上を目指すアプリ「位置プラス」シリーズを新たに2社のレンタル会社での取り扱いを開始した。
竹中工務店は、位置プラスシリーズの開発を行い、全国の当社現場で利用するとともに、グループ会社の朝日興産を通じて、2020年3月よりレンタル会社を窓口として、全国の建設現場に対して外販を本格化した。2022年8月には、建設現場向けクラウドサービスを展開するリバスタとも販売提携を結んだ。
今回、2023年6月1日から提携レンタル会社として、大手建機レンタル会社のカナモトと西尾レントオールの2社が加わり、合計9社となる更に強固な販売・サービス体制を構築した。これにより、全国の建設現場で活用される機会が1.5倍程度に増加することが見込まれる。
竹中工務店では、今後も引き続き、本シリーズの新規アプリ開発や大幅な機能追加を行うとともに、建設現場向けに事業展開する各社と連携しながら本シリーズの普及展開を進め、建設現場の業務時間削減と生産性向上に貢献していくとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 製品動向:「位置プラス」と「Buildee」の連携機能を共同開発、竹中工務店とリバスタ
竹中工務店は、同社が開発し、グループ会社の朝日興産を通じて外販する「位置プラス」シリーズの普及に向けて、リバスタが提供する施工管理サービス「Buildee」と位置プラスシリーズの連携機能について開発を進めている。今後は、位置プラスとBuildeeの連携を推進し現場の生産向上により役立つソリューションとする他、リバスタが位置プラスシリーズの販売支援を行う提携も検討している。 - ICT:竹中工務店らがチャットアプリと位置情報サービスを連携、1日60分の指示時間削減
竹中工務店は、「位置プラス」シリーズの「位置認識プラットフォーム」で取得した建設現場内の位置情報を、L is Bが展開する「direct」に連携して活用することで、建設現場内における業務指示に位置情報を追加して確実に伝え、指示伝達に伴う手間を削減するサービスを開発した。 - 現場管理:建設レンタル品の“管理時間86%短縮”と“コスト10%削減”を可能にする竹中工務店の現場管理アプリ
竹中工務店は、現場管理アプリ「位置プラス」シリーズに、建設関連のレンタル品をアプリ上で管理できる「レンタル品管理」を追加し、2022年5月から販売を開始する。レンタル品管理は、貸し出し先や在庫、位置情報を管理することで、元請け、協力会社、レンタル会社それぞれの管理時間を86%低減するとともに、レンタルコストも10%の削減が見込める。 - 現場管理:高所作業車の予約から返却まで総合管理するアプリを竹中工務店が開発、朝日興産を介して外販も
竹中工務店は、建築現場向けアプリ「位置プラス」のラインアップに、高所作業車の管理機能を備えた「高車管理」を追加した。高車管理では、高所作業車の位置情報や予約状況がモバイル端末やPCでリアルタイムに確認できるため、元請け、協力会社、レンタル会社の手間が低減されるとともに、運用コストの削減も見込める。 - 現場管理:仕上げ工事の状況をQRコードでスマホから登録、作業時間を8割減「位置プラス進捗」
竹中工務店は、現場管理アプリの「位置プラス」シリーズで4番目となる仕上げ工事の進捗を管理する「位置プラス進捗」を開発した。既に外販を進めている位置プラスシリーズのライアンアップの一つとして、2020年度中に販売を開始する。