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CADオペのBIM/CIMに関する疑問に「ChatGPT」のAPIが回答 Malmeがチャットボット公開AI(1/2 ページ)

MalmeがChatGPTのAPIを使用したBIM/CIM特化チャットボットを公式サイトの「BIM/CIM HUB」上に公開した。チャットボットは、国土交通省のガイドラインなどの情報を用いて、技術者や3次元CADオペレーターのBIM/CIMに関する疑問に即答する。

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 土木設計・建築設計・施工管理に精通した技術者集団によるBIM/CIM業務支援を展開するMalmeは2023年4月7日、運営するオウンドメディア「BIM/CIM HUB」で、Open AIが提供する「ChatGPT」のAPIを用いたBIM/CIMに特化したチャットボットを公開したと発表した。

ChatGPTのAPIを用いたBIM/CIM特化のチャットボット

 Malmeは創業以来、BIM/CIMを取り巻く技術課題の解決に注力してきた。今回公開したチャットボットは、建設業の課題解決への取り組みの第一歩と位置付けている。

 チャットボットの利用方法は、MalmeのWebサイト「BIM/CIM HUB」にアクセスすると、画面右下にチャットボットの枠が表示される。そのコメント欄に、BIM/CIMに関する質問を日本語で入力すると、ボットが即座に返答する。回答に返信することで、より深掘りした追加質問も可能となっている。

 現状では、下記のような質問に対応しているという。

  • Civil 3Dで、TINサーフェスからソリッドを作成するにはどうしたらよいでしょうか?
  • Navisworksで断面化を有効にする手順を教えてください。
  • BIM/CIM活用ガイドラインでは詳細度100のモデルをどの様に定義していますか?
チャットボット回答例
チャットボット回答例 出典:Malmeプレスリリース

チャットボットの質疑応答例

ユーザーの質問1:

BIMのISOで共通データ環境はどのように定義されていますか?

チャットボットの回答1:

ISO 19650では、共通データ環境(Common Data Environment、略してCDE)は、BIMの実装に必要な情報を収集、管理、配信するために使用される中心的な情報源であると定義されています。CDEは、プロジェクトに関連するすべての者がアクセスできるように、クラウドまたはオンプレミスのファイル共有プラットフォームなどのツールを使用して構築されます。

CDEには、BIMの実装に必要な情報が格納されます。これには、モデル、ドキュメント、進捗状況、変更履歴などが含まれます。CDEは、プロジェクトの全期間にわたって情報共有や双方向通信を可能にし、情報が最新であり、適切に保管されるようにします。また、CDEはデータのセキュリティを確保するために暗号化、バックアップ、アクセス制御などの機能も提供します。

すべてのプロジェクトメンバーがCDEを使用することで、情報共有や双方向通信に関する混乱やミスが回避されます。CDEにより、各ステージにおいて必要な情報の正確な管理と追跡ができ、プロジェクト全体の効率性と透明性が向上します。

情報源

【令和4年度】詳細設計のリクワイヤメント別に事例とソフトを紹介 !(第2回)リスクに関するシミュレーション | BIM/CIM HUB

BIMCIM活用ガイドライン(案)第4編 ダム編令和4年3月.pdf - Page 90

BIM/CIMの必須ツール「情報共有システム」。おすすめASP4選 | BIM/CIM HUB

事業監理のための統合モデル活用ガイドライン(素案)令和4年3月.pdf - Page 89

※原文ママ

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