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光害に配慮した照明約300台を福井県大野市に導入:LED
パナソニック エレクトリックワークス社は、光害に配慮した照明約300台を福井県大野市南六呂師区に導入した。IDA認証を取得した防犯灯や道路灯、上方光束を低減した施設の軒下の照明などを提供している。
パナソニック エレクトリックワークス社は2023年3月29日、光害に配慮した照明約300台を福井県大野市南六呂師区に導入したと発表した。同月30日には、同市にて関係者や地域住民向けの点灯式を開催している。
同社は、IDA(国際ダークスカイ協会)認証を取得した防犯灯や道路灯を提供している。IDAの認証基準は、上方光束率0%、色温度3000K以下となっている。
大野市では、2020年10月に防犯灯を試験的に設置し、光漏れのない照明が地域住民に適切な明るさを提供できることを確認した。以降、IDA認証を取得した防犯灯や道路灯を南六呂師区に約90台導入している。
また、同社は、IDA認証を取得した製品の他にも上方光束を低減した照明器具を提供している。防犯灯や道路灯の他に、南六呂師区の施設の軒下などの照明を光害に配慮したものに置き換えた。大野市や福井工業大学と連携して選定している。
大野市は、2018年度に福井工業大学と相互連携協定を締結し、IDAの「星空保護区認定」に向けた取り組みを進めている。「アーバン・ナイトスカイプレイス」のカテゴリーにおいて、2023年8月の認定取得を目指す。
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