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鹿島建設とBOLDLY、公道で自動運転バスの長期実証実験を実施:MaaS
鹿島建設とBOLDLYは、公道で自動運転バスの長期実証実験を実施。往復約3.9キロメートルを約30分かけて走行するもので、最大時速は20キロメートル。2023年2月27日までの累計88日間で、599便を無事故で運行した。
鹿島建設がBOLDLYと共同で、公道での自動運転バスの長期実証実験を実施している。両社は2023年1月5日から同年3月31日の期間で、羽田空港隣接の大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」と羽田空港第3ターミナル間の公道にて同実験を実施中だ。実験に用いているのは、Navyaの自動運転バス「NAVYA ARMA」だ。
期間中は毎日8便を運行しており、誰でも事前に予約することで無料で乗車可能。往復約3.9キロメートルを約30分かけて走行するもので、最大時速は20キロメートルとなっている。乗車定員は6人。2023年2月27日までの累計88日間で、599便を無事故で運行している。
両社はこれまでも2021年12月から、運行日数3〜20日間と比較的短期の自動運転バスの実証実験を計4回実施している。
今後は今回の実証結果を基に、サービスや利便性の向上や定着化を図ることで、将来的な定常運行を目指す。
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