パナソニック EW社が都内で展示場を開業、2種のプロジェクターで空間を彩る方法を紹介:製品動向(3/3 ページ)
パナソニック エレクトリックワークス社は、東京・東品川のショールーム「Space Player LAB」をリニューアルし、「BSP-LAB」と名称変更して2022年11月22日にオープンした。BSP-LABは、ダウンライト型プロジェクター「Bio SHADOW」やスポットライト型プロジェクター「Space Player」のさまざまな活用事例を紹介する事業者向けの展示場で、来場は予約制となっている。予約は、パナソニック EW社の社員を介して行える他、専用サイトでも対応している。
複数台のSpace Playerで幻想的な空間を構築
鏡張りの部屋での映像投映では、複数台のSpace Playerで、森林や水面、幾何(きか)学模様を壁と床に映し、鏡張りの壁に反射させて、幻想的な空間を創出している他、複数台のBio SHADOWで白神山地における木漏れ日の映像を投影し、リフレッシュ可能なスペースとした。
「鏡張りの部屋では、Space Playerが非日常的な空間を構築するのに貢献することをPRするとともに、Bio SHADOWが日常生活に溶け込む映像を提供可能なことを訴求している」(小島氏)。
エントランスホールでのリラックス空間創出では、複数台のBio SHADOWで、エントランスホールをイメージしたエリアの壁面と床面に、白神山地で収録した木漏れ日の映像を投影しているだけでなく、複数台のワイヤレススピーカーで音楽を流し、くつろげる空間に仕上げている。
「東北にある新築分譲マンションでは、エントランスホールに複数台のBio SHADOWとワイヤレススピーカーを導入し、居心地が良いエリアを作り上げ、家賃アップと販売後の迅速な全部屋完売を実現した」(小島氏)。
また、Space Playerで壁に取り付けられたロゴマークにプロジェクションマッピングを行った他、Bio SHADOWで壁面にアラスカのオーロラを再現した映像を投映するといった利用方法を実演した。
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