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乃村工藝社が新本社にタスク&アンビエント照明を導入、消費電力を53.8%削減導入事例(1/3 ページ)

パナソニック エレクトリックワークス社は、東京都港区台場2丁目に位置する乃村工藝社本社のクリエイティブ執務フロアに52台のタスク&アンビエント照明を導入した。クリエイティブ執務フロアでは、システム天井の照明を消灯し、52台のタスク&アンビエント照明を点灯して運用しており、システム天井の照明を使用していた時と比較して、53.8%の消費電力を削減した。

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 パナソニック エレクトリックワークス(EW)社は、東京都港区台場2丁目の乃村工藝社本社で、「タスク&アンビエント照明」導入事例を紹介する見学会を2022年9月21日に開いた。

 会場では、乃村工藝社 クリエイティブ本部 デザイン4部 部長/デザインディレクター 山口茜氏が、乃村工藝社グループが行った「グループ会社拠点集約プロジェクト」を説明した。

 その後、パナソニック EW社 エンジニアリングセンター 中央エンジニアリング部 部長 岩井彌氏と照明デザイン部 内装環境デザイン課 先崎綾華氏が、乃村工藝社本社の9階にあるクリエイティブ執務フロアに設けたタスク&アンビエント照明について説明し、9階でタスク&アンビエント照明を披露した。

従業員間のコミュニケーションを促進するために多様な家具を配置


乃村工藝社 クリエイティブ本部 デザイン4部 部長/デザインディレクター 山口茜氏

 乃村工藝社の山口氏は、「当社では、乃村工藝社働き方改革アクションとして、在宅勤務制度のトライアルを2016年に開始し、2017年に正式導入して、フレックス勤務を2018年に採用するなど、働き方改革アクションを実施している。こういった取り組みの一環として、都内で分散していた事業拠点をまとめるグループ会社拠点集約プロジェクトを2018年にスタートした」と話す。


「乃村工藝社働き方改革アクション」

 グループ会社拠点集約プロジェクトでは、乃村工藝社が以前に本社として入居していた東京都江東区新木場のオフィスビルが老朽化していたことを踏まえるとともに、グループ会社の連携強化を目指し、東京都港区台場のオフィスビルに、グループ会社※1と乃村工藝社の本社を移した。

※1 グループ会社:ノムラメディアス、シーズ・スリー、六耀社。

 しかし、乃村工藝社と各グループ会社の新本社には、物理的距離があり、偶発的なコミュニケーションが生まれづらく意思疎通しやすい環境の構築が必要だった他、2020年にコロナ禍を迎え、ニューノーマルと多様化するワークスタイルへの対応を求められた。さらに、CO2の削減とコストカットを意識した事務所運営が必須だった。

 「そこで、乃村工藝社働き方改革アクションとして、当社は、“健康”“実験”“ブランド”をキーワードに掲げ、新本社で、執務空間のコンパクト化を図り、従業員、グループ会社の社員、来訪者が打ち合わせなどを行えるコミュニケーションエリアを広げた。加えて、建物内に人生ゲームが行えるテーブルや漫画の名場面を紹介するテーブル、多様な資料を備えた本棚といったさまざまな家具を用意し、出社する価値を創出した。なお、屋内の全フロアには、ビーコンを搭載し、人流とコミュニケーション量を調べているだけでなく、当社がデザインしたオリジナルの家具を執務空間に配置するなど、多様な試みも行っている」(山口氏)。


乃村工藝社本社の人生ゲームが行えるテーブル

漫画の名言を紹介するテーブル

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