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afterコロナのオフィスに関する意識調査、オフィス整備者はスペース効率活用とコスト削減で課題が:ワークスペース(2/2 ページ)
日機装は、全国8大都市の企業で働く20代〜60代の従業員200人と企業のオフィス整備担当者200人を対象に、「オフィスに関する意識実態調査」を実施した。調査結果からは、これからのオフィスは空間対効果「スペースパフォーマンス」を求める実態が判明した。
従業員の約4割が「オフィスの感染対策にストレス」
オフィスの感染対策については、従業員の約4割がストレスを感じていると回答。その要因として「アクリル板など仕切りによる圧迫感」31.8%が最も多かった。
オフィス整備担当者も、「感染対策の手間が増えた」37.7%、「有効に使えるスペースが少なくなった」31.6%と時間とスペースの圧迫を感じている。
また、今後のオフィスの形態に関しては、「新型コロナウイルス感染症流行後の出社スタイルの変化に伴いワークスペースの在り方も変えるべき」と従業員の60.5%、オフィス整備担当者の72.5%がそれぞれ回答。従業員の52.5%、オフィス整備担当者の76.0%が「スペースに対して得られる価値や成果を今後意識すべき」と考えており、オフィスへ求めるものの変化やオフィス空間から得られる効果や成果としてスペースパフォーマンスへの意識が高まっていると読み取れた。
オフィスで改善したいことの第1位は、従業員とオフィス整備担当者いずれの回答者も「人が動きやすいレイアウト」だった。
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