ニュース
ドローン一体型レーザー測量システムの後継機「UL-2」、東京ドーム約24個分を計測:ドローン
TIアサヒは、ドローン一体型のレーザー測量システム「UL-2」を販売展開している。ホバリング時の飛行時間が最長約27分で、従来機と比較して約8分長くなった。
TIアサヒは、ドローン一体型のレーザー測量システム「UL-2」を2022年10月1日に発売した。
300平方メートルを計測可能で、飛行速度は毎秒4メートル
UL-2は、同社従来品「UL-1」の後継機にあたる。ホバリング時の飛行時間が最長約27分で、UL-1と比較して約8分延長した。また、衝突回避のため、障害物センサーを全方向に備えている。
機体のベースには、DJI JAPANの「Matrice 300」を採用。300平方メートルを計測可能で、対地高度は100メートル、飛行速度は毎秒4メートル、飛行時間は25分。
総重量は9キロで、UL-1と比較して5.2キロ軽量化した。3周波GNSS受信機を搭載しているほか、航跡処理や点群生成、点群カラー化向けのソフトウェアも付属する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ドローン:“AI自律飛行”で建設特化のSkydio製ドローンは何が革新的なのか?センシンロボティクスとの実証から探る
AIによる自律飛行で、建設ドローンの可能性を広げているSkydio――。Skydioのドローンは、従来のマニュアル操作の機体と異なり、人の技量に頼らず、非GPS環境下で自律飛行して3Dモデルを作成できるため、ドローン業務の工程全体が効率化される。 - Japan Drone2022:フェイルセーフ機能拡張や遺失ドローンの捜索が可能に、NESが開発を進める「高可用性ドローン基盤」
NECソリューションイノベータは、長年にわたりサーバ上で稼働する高可用性クラスタリングソフトウェアの開発を行ってきた。最近では、ソフトウェア開発で培った技術をドローンの運用にも応用することを試みている。 - ドローン:国交省、全国18カ所で河川上空を活用したドローン物流の実証実験
国土交通省は河川空間を活用したドローン物流の実証実験の参加者を決定したことを発表した。全国18カ所で22団体が関係者と連携し、現地実証や意見交換会などを実施する。実施期間は2022年9月から2023年3月。 - Japan Drone2022:飛行距離2000km!テラ・ラボが災害対応の長距離無人機“空飛ぶイルカ”を開発中
気候変動の影響のためか、このところ日本各地で、大雨や台風などの自然災害が頻発するようになってきている。テラ・ラボのドローン「テラ・ドルフィン」(別名:“空飛ぶイルカ”)は、災害発生後に被災地の状況を迅速に把握するために開発された機体。 - ドローン:ドローン向けのマルチセンサーサーマルカメラを販売開始
イデオモータロボティクスは、Workswellのマルチセンサーサーマルカメラ「Workswell WIRIS」シリーズの販売を開始する。同シリーズは、無人航空機やドローン向けとなっている。 - Japan Drone2022:ドローン飛行に不可欠!登録制度に対応する用途別の“リモートID端末”
2022年6月20日に始まった「無人飛行機の登録制度」では、“未登録”の無人航空機(ドローン)の飛行が原則禁止されている。運用に際しては、機体に登録記号を表示し、電波を使って機体の識別ができる「リモートID」を搭載することも定めている(100グラム以上のドローンが対象)。