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エレベーター内での映像配信を実現するシステムをリリース、日本オーチス:EV
日本オーチス・エレベータは、エレベーター内でかごの位置や行先方向、ニュースや天気予報などの情報を表示する「eViewRシステム」を発表した。
日本オーチス・エレベータは、エレベーター内でかごの位置や行先方向、ニュースや天気予報などの情報を表示する「eViewRシステム」を2022年9月26日に発表した。
eViewRシステムは、かご内操作盤のインジケーター機能(エレベーターのかごの位置や上昇、下降などの方向 を表示する機能)と、ニュースや天気予報の情報を配信するインフォメーション(情報)とエンターテインメント(娯楽)を組み合わせた「インフォテイメント」のエレベーター映像表示システムだ。利用者は日本オーチス・エレベータのウェブポータル(eViewRコンテンツ表示設定システム)を用いて、いつでもコンテンツをカスタマイズできる。モニターの仕様としては、サイズは10.1インチ、解像度は1280x800ピクセル、視野角は上下左右ともに170度となる。
また、新設のエレベーターや改修したエレベーターにはディスプレイをかご内操作盤に埋め込み、既設のエレベーターには後付けディスプレイを取り付ける形で設置ができる。
日本オーチス・エレベータは、2023年初頭に利用者の安全性をさらに向上させる「双方向通信機能」を提供する。緊急時や不測の停車時には、コールセンター「OTISLINE(オーチスライン)」のオペレーターがディスプレイに表示され、オペレーターはカメラを通して利用者の映像を確認しながら対応可能になる。
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