千葉県八千代市で延べ4万m2の物流施設が着工、DHLサプライチェーン:リテール&ロジスティクス
DHLサプライチェーンは、2023年末の竣工に向け千葉県八千代市で物流施設「DHL八千代ロジスティクスセンター」の開発を進めている。
DHLサプライチェーンは、千葉県八千代市で開発を進めていた物流施設「DHL八千代ロジスティクスセンター」が着工したことを2022年8月24日に発表した。
「LEED認証」の「ゴールド」を取得予定
開発地は、八千国道16号線に隣接し、空港や港湾施設へのアクセスにも優れている他、DHLサプライチェーンが主要小売店と商業施設向けに毎日運行させているファッション便の主要ルート上にもあることから、ファッション・アパレル業界の物流拠点に適している。
DHL八千代ロジスティクスセンターは、S造(基礎RC造)地上4階建ての倉庫棟と地上5階建てのオフィス棟で構成され、ラグジュアリーライフスタイル商品などを扱うコンシューマー・リテール業界に最適な物流サービスを提供するマルチユーザー型の物流施設。
環境配慮に関して、倉庫やオフィスのエネルギー需要に対応する太陽光発電設備、雨水の再利用設備、モーションセンサー付きLED照明などを備える。また、スタッフの自転車通勤をサポートし、二酸化炭素排出量の削減を図るために、従業員用の屋根付き駐輪場も整備する。
こういった取り組みにより、U.S Green Building Councilが運営するグリーンビルディングの認証制度である「LEED認証」の「ゴールド」を取得する見込みだ。
DHL八千代ロジスティクスセンターの概要
DHL八千代ロジスティクスセンターは、S造(基礎RC造)地上4階建ての倉庫棟と地上5階建てのオフィス棟で構成され、延べ床面積は4万699平方メートル、所在地は千葉県八千代市神久保120-8。設計・施工は佐藤工業が担当し、竣工は2023年末を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 静岡県で延べ9万m2超えのマルチテナント型物流施設が竣工、大和ハウス
大和ハウス工業は、顧客の事業スキームに合わせて、専用の物流施設をコーディネートする物流プロジェクト「Dプロジェクト」を推進している。Dプロジェクトでは、オーダーメイド型のBTS型物流施設と、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能なマルチテナント型の物流施設を開発しており、全国251カ所で物流施設の開発を手掛けてきた。 - 福島県郡山市で延べ1.8万m2の物流施設が着工、大和ハウス工業
大和ハウス工業は、これまで福島県内で、大型マルチテナント型物流施設「DPL郡山I」とJT東日本原料本部工場跡地に位置する大型マルチテナント物流施設「DPL福島須賀川」の開発を手掛けてきた。現在は、県内で両物件に続くマルチテナント型物流施設として「DPL郡山II」の開発を進めている。 - 大阪市で延べ1.6万m2の物流施設が着工、ロジランド
ロジランドは、大阪府東大阪市で、2022年6月15日の竣工に向け、物流施設「LOGI LAND 東大阪」が2021年4月15日に着工したことを公表した。LOGI LAND 東大阪はロジランドの物流施設で関西エリア第一号物件となる。 - ヒューリックが物流施設の開発事業を始動、第1弾は江戸川区で延べ1.9万m2の物流施設
ヒューリックは、物流施設開発事業の第1弾として、東京都江戸川区で「ヒューリックロジスティクス葛西」の開発に着手した。ヒューリックロジスティクス葛西の開発プロジェクトは、東京都江戸川区で同社が保有するオフィスビル「ヒューリック葛西臨海ビル」の未利用容積(約100%分)を活用した増築として行う。