マシンガイダンス向けの新たなタッチパネル、専用の接続装置で建機用ソフトを稼働:製品動向
ライカジオシステムズは、油圧ショベル、ブルドーザー、グレーダーの2Dガイダンス向けタッチパネル「Leica iCON MCP50」や「Leica iCON MCP70」、接続装置「Leica スマートJunction Box SJB2x」を販売している。
ライカジオシステムズは、油圧ショベル、ブルドーザー、グレーダーの2Dガイダンス向けタッチのパネル「Leica iCON MCP50」や「Leica iCON MCP70」、接続装置「Leica スマートJunction Box SJB2x」を2022年8月2日に国内で発売した。
昼夜問わずあらゆる光条件下で視認性が良好
Leica iCON MCP50とLeica iCON MCP70は、高輝度のマルチタッチスクリーンディスプレイを搭載し、昼夜問わずあらゆる光条件下で視認性に優れる。さらに、建設機械で使用するソフトウェアは、Leica スマートJunction Box SJB2x内で動作するため、ユーザーが既に利用している2Dガイダンスシステムの各センサーを取り換えることなく、建機にLeica iCON MCP50とLeica iCON MCP70を取り付けられる。
Leica スマートJunction Box SJB2xは、センサーやパネルなど、接続されている全コンポーネント間の電源と通信を分配する主要な接続装置で、Leica iCON MCP50用とLeica iCON MCP70用の2種類を用意している。
具体的には、Leica iCON MCP50は5インチサイズのタッチパネルで、Leica iCON MCP70は7インチサイズのタッチパネル。両タッチパネルは、夜でも画面を見やすい夜間モードを備え、Leica スマートJunction Box SJB2xに全ての機械設定とキャリブレーションを保存可能。
Leica スマートJunction Box SJB2Xは、油圧ショベル用とブルドーザー・グレーダー用の2種類をラインアップしている。
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