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兵庫県尼崎市で延べ2.8万m2の物流施設が着工、日本GLPリテール&ロジスティクス

日本GLPは、兵庫県尼崎市で計画を進めていた物流施設「GLP尼崎IV」の起工式を2022年8月8日に開催した。GLP尼崎IVは、大手3PL企業である関通が着工前に賃貸借予約契約を締結しており、専用施設として稼働する。投資総額は約81億円で、2023年10月に竣工する予定だ。

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 日本GLPは兵庫県尼崎市で開発を進めていた物流施設「GLP尼崎IV」が着工したことを2022年8月8日に発表した。

「尼崎センタープール前」駅から徒歩約13分の場所に位置

 開発地は、阪神高速3号神戸線「尼崎西インターチェンジ(IC)」から約700メートルの場所にあり、阪神高速5号湾岸線「尼崎末広IC」から約1.7キロのエリアに位置し、大阪市内と神戸市内に向けた広域配送の物流拠点に適している。

 さらに、国道2号線から約1.8キロの地域にあることから、一般道を利用し大阪市内と神戸市内への配送にも使える他、阪神電気鉄道本線「尼崎センタープール前」駅から約1.0キロ(徒歩約13分)の地域に立地し、路線バスの停留所も近く、住宅エリアからも至近で、雇用を確保しやすい。

 GLP尼崎IVでは、生産性と作業効率の向上を目的に、空調を整える大型シーリングファンを設置する他、快適に働けるようにするため施設内に厨房付きのレストランを備える。レストランは約100席を用意し、開放感を体感できるように、室内と屋外テラスを仕上げる。


「GLP尼崎IV」の外観完成イメージ 出典:日本GLPプレスリリース

 建物の外観は、白色を基調に黒の帯で強調し、明るく清潔感のあるデザインとし、エントランス付近には、木や緑といった自然の要素と自然光を取り入れ、明るい印象の空間デザインを採用する。


「GLP尼崎IV」のエントランスの完成イメージ 出典:日本GLPプレスリリース

 BCP対策に関しては、地震対策として耐震性能の高いブレース材を導入し安全性を確保するだけでなく、浸水や液状化対策を講じ、高い事業継続性を確保。環境配慮については、自家消費型の太陽光発電設備を設けることを検討し、全館にLED照明や緑化エリアの整備などを行う。また、「CASBEE(新築)」と「ZEB」の認証を取得する見込みだ。

GLP尼崎IVの概要

 GLP尼崎IVは、耐震構造のRC造・S造地上4階建てで、延べ床面積は約2万8800平方メートル。所在地は兵庫県尼崎市道意町6丁目36番1号で、敷地面積は約1万4200平方メートル。着工は2022年8月で、竣工は2023年10月を予定している。


「GLP尼崎IV」の広域図 出典:日本GLPプレスリリース

「GLP尼崎IV」の周辺図 出典:日本GLPプレスリリース

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