延べ4.2万m2の物流施設が滋賀県湖南市で着工、日本GLP:リテール&ロジスティクス
日本GLPは、滋賀県湖南市で開発を進めていた物流施設「GLP栗東湖南」の起工式を2022年2月9日に行った。GLP栗東湖南の総開発費は約77億円で2023年3月の竣工を予定している。
日本GLPは、滋賀県湖南市で開発を進めていた物流施設「GLP栗東湖南」が2022年2月9日に着工したことを同日に発表した。
太陽光発電設備を配置して館内で自家消費
開発地の周辺は、工場や物流関連企業が多く、工業集積地として製造業や3PL企業からの物流施設への需要が見込めるエリアで、デベロッパーの進出も少なく、将来は賃貸物流マーケットが大きく伸長していく地域と予想されている。
GLP栗東湖南は、最大6テナントが入居可能な4階建てで、小規模なスペースのニーズにも対応するマルチテナント型物件。建物では、高度なマテハン設備の導入により倉庫の自動化を推進し、効率的なオペレーションを実現する。
さらに、内装には滋賀エリアの文化、伝統、自然をモチーフに、青色を基調としたデザインを館内の随所に採用し、館内で働く人の心と健康に配慮した施設設計を目指す。加えて、大型シーリングファンやパウダーコーナーを設け、快適性を追求し、雇用の安定を図る。
環境配慮面に関しては、太陽光発電設備を配置して館内で自家消費し、グリーンエネルギーも購入することで、再生エネルギー100%の達成を目標に掲げている。また、CASBEE(新築)認証、ZEB Ready認証、BELS認証の取得も見込んでいる。
BCP対策では、地震に向け耐震性能の高いブレース材を採用し安全性を確保する他、24時間稼働の非常用発電機を備え、浸水・液状化に対処することで、事業の継続性を確保する。
GLP栗東湖南の概要
GLP栗東湖南は、耐震造のS造地上4階建てで、延べ床面積は約4万2000平方メートル。所在地は滋賀県湖南市石部北5-1-1で、敷地面積は約2万800平方メートル。着工は2022年2月で、竣工は2023年3月を予定している。
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