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大手町ビルの大規模リノベーション工事が完了、屋上に延べ4000m2のワークエリアを設置プロジェクト(3/3 ページ)

三菱地所は、東京都千代田区大手町で1958年に竣工したオフィスビル「大手町ビル」で、テナントが入居する環境で段階的に進めていた大規模リノベーション工事が完了したことを公表した。2022年5月26日には、今回のリノベーション工事で新設した屋上の空間「大手町ビルスカイラボ」をオープンした。

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農園エリアと大手町観音を設置した大手町ビルスカイラボ

 屋上の大手町ビルスカイラボは、今回のリノベーションで配置された施設で、WORKエリアやLOUNGEエリア、LAWNエリア、農園エリア「The Edible Park OTEMACHI by grow」、大手町観音エリアで構成される。

 具体的には、平日は8時30分から18時30分まで、土曜日は8時30分から15時30分まで利用できる施設で、WORKエリアは、PC作業などに役立つ157席を用意しており、三菱地所が提供する「丸の内ポイントアプリ」のユーザーであれば丸の内で働く就業者も使用可能で、update!MARUNOUCHI for workers会員用の座席も設けている。


内覧会で披露された「大手町ビルスカイラボ」のWORKエリア

内覧会で披露された「大手町ビルスカイラボ」のWORKエリアのソファー席

 LOUNGEエリアは、丸の内仲通りを望めるカウンターを配置しており、食事やコミュニケーションを楽しめる。LAWNエリアは、人口芝を敷設した場で、MEC IndustryのCLTベンチなどを完備している。なお、大手町ビルスカイラボ全体で、東京都千代田区の「市民緑地制度」を活用して緑化を行った。


内覧会で披露された「大手町ビルスカイラボ」のLOUNGEエリア

内覧会で披露された「大手町ビルスカイラボ」のLAWNエリア

LAWNエリアに完備されたMEC IndustryのCLTベンチ

 The Edible Park OTEMACHI by growは、農園運営の実績を持つプランティオが手掛ける658平方メートルの屋上農園で、練馬大根や亀戸大根、奥多摩ワサビなどの「江戸伝統東京野菜」を中心に約40種を育てる見込みだ。加えて、入居者は、野菜育成アプリ「grow GO」をダウンロードすることで、農園エリアにある野菜の生育状況を確かめられ、収穫イベントにも参加できる。


内覧会で披露された「大手町ビルスカイラボ」の「The Edible Park OTEMACHI by grow」

 大手町観音エリアは、これまで年1回の御開帳日のみしか見られなかった「大手町観世音菩薩像」を大手町ビルスカイラボの営業時間であれば参拝可能な場所で、浄財用の箱も用意している。


内覧会で披露された「大手町ビルスカイラボ」の大手町観音エリア

 「また、大手町ビルスカイラボでは、AIを用いた画像解析システムを活用し、屋上スペースにおける混雑状況の把握や利用状況のデータ分析を行う他、車椅子の利用者や転倒者、傷病者といった見守り対象者だけでなく、喫煙、危険行動、柵の乗り越え、喫煙などの行動を早期発見し対応している」(川岸氏)。

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