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大手町ビルの大規模リノベーション工事が完了、屋上に延べ4000m2のワークエリアを設置プロジェクト(2/3 ページ)

三菱地所は、東京都千代田区大手町で1958年に竣工したオフィスビル「大手町ビル」で、テナントが入居する環境で段階的に進めていた大規模リノベーション工事が完了したことを公表した。2022年5月26日には、今回のリノベーション工事で新設した屋上の空間「大手町ビルスカイラボ」をオープンした。

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農園エリアと大手町観音を備えた大手町ビルスカイラボ

 川岸氏は、「4階のFINOLABは、2016年に大手町ビル内に開設したフィンテック拠点で、大企業で新規事業を担当する社員とスタートアップを対象とし、現在、電通国際情報サービスと共同で運営している。当該施設は、メガバンクをはじめとする金融機関が集う大手町とフィンテックが親和性があると判断し開設され、スタートアップや大企業の入居が好調で、2021年5月に床面積を2148.76平方メートルから3966.942平方メートルに拡張した」と述べた。


2021年5月に床面積を3966.942平方メートルに拡張し共用部を充実したFINOLAB

SAPジャパン シニア・パートナービジネス・マネージャー Inspired.Lab所長の原剛氏

 Inspired.Lab所長の原剛氏は、「6階のInspired.Labは、大手町ビル内に2019年に開設し、AI、IoT、ロボティクス、ライフサイエンスをテーマにした延べ3041.32平方メートルのイノベーション拠点で、SAPジャパンと三菱地所で共同運営している。現在、最先端のテクノロジーを持つ21社のスタートアップと9社の大企業に属する新事業・研究開発を担うチームが入居中だ。こういったチームは、新たな製品とサービスの試作や実験、改善プロセスを行う場として、Inspired.Labを活用している」とコメントした。


内覧会で披露された「Inspired.Lab」

 7階のラウンジ・テラスは、大手町ビル就業者が業務で使用可能な北側の96席や南側の40席から成る合計136席のラウンジと丸の内仲通りを一望するテラスで構成され、北側の96席は丸の内エリアで働くビジネスパーソン向けの無料サービス「update!MARUNOUCHI for workers」会員も利用でき、平日の8時から20時までデスクワークや打ち合わせなどで使える。


内覧会で披露された7階のラウンジ

内覧会で披露された7階のテラス

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