設備点検などの連絡を入居者に通知するアプリをマンションに導入、中央日本土地建物:ICT
中央日土地レジデンシャルサービスは、同社が管理を受託する分譲マンション「BAUS」シリーズの入居者向けサービスとして開発したスマートフォンアプリ「BAUS Concierge」をBAUSシリーズに導入する。
中央日本土地建物グループは、グループ会社の中央日土地レジデンシャルサービスが、同社が管理を受託する分譲マンション「BAUS」シリーズの入居者向けサービスとして開発したスマートフォンアプリ「BAUS Concierge」をBAUSシリーズに導入することを2022年6月27日に発表した。
マンションの管理規約や理事会と総会の議事録などを保存可能
BAUS Conciergeは、「入居者へのお知らせ」「管理組合デジタルライブラリ」「共用施設予約」「住まいポイント」といった機能を備えている。
入居者へのお知らせは、管理組合と管理会社からの設備点検や各種行事の開催日程といった連絡事項をアプリ経由で入居者に通知する他、過去の連絡事項も見られる。一方、管理員は、掲示板への掲示作業や書面の投函業務などが不要となるため、管理業務の効率化を図れる。
管理組合デジタルライブラリは、マンションの管理規約や理事会と総会の議事録などを電子化して保存でき、入居者への通知も行える。
これにより、相当な量と種類の書類を物理的に保管する必要がなくなるだけでなく、Web上にPDF形式で残せるため、居室内の保管スペースを減らせる。さらに、場所や時間の制約なく閲覧可能となり、ぺーパーレス化で環境負荷を削減する。
共用施設予約は、来客用駐車場やラウンジといった共用施設の空き状況確認と利用予約に対応し、管理室や対象施設に直接足を運んで確かめる手間が省け、時間の制約がなく、非接触で確認・予約を行える。
住まいポイントは、毎日更新される近隣商業施設の電子チラシを閲覧することや提携先のフードデリバリーサービス、ネット通販サイトの利用などに応じて、入居者と管理組合にが付与される。住まいポイントは、入居者が電子マネーや日用品と取り換えられ、管理組合は防災グッズや季節飾りなどの特典と交換することができる。
また、開発を進めている東京都江東区の新築分譲マンション「バウス西大島」と「バウス上中里」を皮切りに、今後開発する「BAUS」シリーズの分譲マンションにBAUS Conciergeを採用していく。
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