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熊谷市でスポーツ施設と地域のにぎわいを創出する仕組みを構築、パナソニックプロジェクト(5/5 ページ)

パナソニック エレクトリックワークス社とパナソニック スポーツは、埼玉県熊谷市の「熊谷スポーツ文化公園」内で開発した多機能スポーツ施設「さくらオーバルフォート」で、スポーツ施設と周辺地域のにぎわい創出を実現するリカーリングビジネスを展開している。

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アスリートのリハビリを行える医療施設

 関連施設のワイルドナイツクリニック&薬局は、プロとアマチュアのアスリートや一般消費者が使える地上2階建ての医療施設で、1階に受付、診察室を配置し、2階にはリハビリ施設を設置しており、ワイルドナイツの選手にも利用されている。


「ワイルドナイツクリニック&薬局」

「ワイルドナイツクリニック&薬局」の2階のリハビリ施設

 ワイルドナイツサイクル・カフェは、ワイルドナイツカフェとワイルドナイツサイクルステーションで構成されている。ワイルドナイツカフェは、大型テレビを備えスポーツ観戦が行えるダイニングバーで、ワイルドナイツサイクルステーションはパナソニック製の自転車を扱った店舗となっており、電動自転車のシェアリングサービス「ワイルドナイツサイクルシェアリング」も展開。

 ワイルドナイツサイクルシェアリングでは、「熊谷」駅前でも電動自転車の貸し出しを行っており、熊谷ラグビー場でラグビーの試合が開催された時の交通手段として役立っている。


「ワイルドナイツサイクル・カフェ」

「ワイルドナイツサイクルステーション」

 「さくらオーバルフォートに隣接する熊谷ラグビー場には、パナソニック エレクトリックワークス社の照明とライティングシステムを導入し、多彩な照明演出を行えるようにした。今後は、ワイルドナイツの活動と熊谷ラグビー場の設備や地域の活動を連携するリカーリングビジネスを推進し、売上のアップやファンサービスの向上、ワイルドナイツの強化、地域の活性化につなげる」(小谷野氏)。


「熊谷ラグビー場」

リカーリングビジネスの効果のイメージ

さくらオーバルフォートの概要

 さくらオーバルフォートは、PARK WING、グラウンド、管理棟、屋内運動場から成り、総延べ床面積は8708.25平方メートルで、内訳はPARK WINGが6027.74平方メートル、管理棟は1996.51平方メートル、屋内運動場は684平方メートル。

 所在地は熊谷市上川上300の熊谷スポーツ文化公園内で、敷地面積は約3万388平方メートル。設計・施工はパナソニックホームズが担当し、着工は2020年8月3日で、竣工は2021年8月31日。総工費は約34億9000万円。

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