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日本下水道事業団の調査業務で遠隔臨場を実施、東急建設:導入事例
東急建設は、宮城県石巻市内の工事で、3次元モデル活用の作業効率や遠隔臨場を用いた出来形管理の精度を確認したことを公表した。
東急建設は、宮城県石巻市で行われている「石巻市渡波排水ポンプ場復興建設工事(日本下水道事業団発注)」で、一般競争入札である「令和3年度 石巻市渡波排水ポンプ場復興建設工事における3次元モデル他の活用、有効性調査業務(実施期間:2021年12月9日〜2022年1月31日)」を受注し、3次元モデル活用の作業効率や遠隔臨場を用いた出来形管理の精度を確認したことを2022年5月12日に発表した。
3種のウェアラブルカメラを用いた遠隔臨場
今回の調査では、地上型レーザースキャナーを使用し、建屋内部のチャンバー室における構造物の出来形(点群データ)を取得して、構造物の出来栄えを確かめた。構造物の出来栄え評価には福井コンピュータ製のソフト「TREND-POINT Ver.9」を使用した。
さらに、出来形計測の状況は、ザクティ製の「CX-WE110」やイクシス製の「GENBA-Remote」、RealWear製の「RealWearHMT-1」といった3種のウェアラブルカメラを用いた遠隔臨場を行い、各機種の特性や所要時間、用途別の有効性なども検証。その結果、有効性とともに具体的な問題も浮き彫りにすることができた。
今後は、上記の課題に対して、利用した技術の改良を進めるとともに、現行機種で実施可能な工種・項目(段階確認・材料確認・立会)に応じた使い分けを行う見込みだ。
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