ニュース
エレベーター内照明のLED交換工事、2020年は2018年比で倍増:産業動向
エレベーターコミュニケーションズは、エレベーター内の照明をLEDへ交換する工事の件数が増加傾向にあると発表した。2020年の交換工事実績は221件で、2018年の107件と比較して2倍超に達している。
エレベーターコミュニケーションズは2022年4月5日、エレベーター内の照明をLEDへ交換する工事の件数が増加傾向にあると発表した。2020年の交換工事実績は221件で、2018年の107件と比較して2倍超に達している。
同社によると、LEDへの交換を重点的に推奨していることに加えて、行政によるLEDへの交換促進や、メーカー各社が蛍光灯の生産終了を発表しており、蛍光灯の入手が困難になってきていること、SDGs(持続可能な環境目標)や省エネルギーへの関心が高まっていることが原因となっているという。
なお、エレベーターリニューアルに関する同社への問い合わせ件数も、2020年は2018年比で約2倍となった。LEDは蛍光灯と比較して発光効率に優れるため、消費電力を低減できるほか、長寿命なためトータルコストを抑えられる点が顧客からの支持につながっているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 日立アーバンエース HFがiF DESIGN AWARD 2022を受賞
日立ビルシステムの標準型エレベーター、「アーバンエース HF」が、iF International Forum Designが主催する「iF DESIGN AWARD 2022」を受賞した。 - エレベーターなどビル設備を24時間見守る日立の「管制センター」刷新、ビルオーナー向け「BUILLINK」も機能拡充
日立製作所と日立ビルシステムは、エレベーターやエスカレーターといった昇降機をはじめ、ビル設備機器を24時間365日遠隔監視している「管制センター」を一新する。管制センターの更新に合わせて、ビルオーナーや施設管理者向けの見える化サービス「BUILLINK」が対象とする設備機器を広げるほか、感染症防止のソリューションなどの機能拡充も図る。 - 福岡県小郡市で延べ約9.1万m2の物流施設の開発に着手、日本GLP
日本GLPは福岡県小郡市で物流施設「GLP福岡小郡」の開発に着手した。今後は、2022年7月に着工し、2023年11月の竣工を予定しており、投資総額は約145億円となる見込みだ。 - タワークレーン・エレベーターの稼働状況をリアルタイムに監視するシステム、清水建設
清水建設は、タワークレーンとエレベーターの揚重作業をリアルタイムにモニタリングする「揚重モニタリングシステム」を開発した。現在、同社が東京都港区で施工中の「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業(虎ノ門・麻布台プロジェクト)A街区建設所」で活用している。