日立アーバンエース HFがiF DESIGN AWARD 2022を受賞:製品動向
日立ビルシステムの標準型エレベーター、「アーバンエース HF」が、iF International Forum Designが主催する「iF DESIGN AWARD 2022」を受賞した。
日立ビルシステムの、標準型エレベーター「アーバンエース HF(エイチエフ)」が、ドイツ・ハノーバーを拠点とするiF International Forum Designが主催する「iF DESIGN AWARD 2022」を受賞した。
本アワード公式サイトでは、アーバンエース HFのデザインについて「インテリアは、建物のデザインの多様性を損なうことなく、建築空間に一致するように可能な限りシンプルかつニュートラルになるように設計されている」「ユニバーサルデザインを満足させながら、地震や台風などの日本で一般的な自然災害に対応し、感染症のリスクを軽減するための新しい機能が追加されている」と評価した内容について説明している。
iF DESIGN AWARDは、iF International Forum Designが1953年から半世紀以上にわたり主催する国際的なデザイン賞。全世界から応募された工業製品の、デザインの独創性や革新性、使いやすさなどの機能性、品質、環境への配慮などを総合的に評価し、優れたデザインに贈られる。iF DESIGN AWARD 2022には、世界57カ国から応募のあった約1万1000件の中から、3587件が受賞している。日立製作所としては、他にカーボンオフセット充電器などで4件受賞している。
アーバンエース HFは、2021年4月19日に販売を開始した、約7年ぶりの標準型エレベーターの新モデル。日立昇降機製品およびサービスの開発コンセプトである「HUMAN FRIENDLY(HF)」を具現化した製品だ。プロダクトデザイナーの深澤直人氏の監修によるシンプルな新デザインと、「かご内クリーン運転」や「密集回避運転」「非接触登録装置」などの感染症リスク軽減ソリューションを搭載。ビルオーナーおよび管理者向けダッシュボード「BUILLINK(ビルリンク)」など、IoTプラットフォームである「Lumada」のソリューションも備えている。
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