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広島市中心部の顔となる市民公園「NEW HIROSHIMA GATEPARK」が着工、大成建設らプロジェクト

旧広島市民球場跡地整備等事業認定計画提出者は、旧広島市民球場跡地整備等事業の一環として、広島県広島市中区基町5 番地(中央公園の一部)で、商業施設とオープンスペースの工事に着手したことを2022年4月11日に発表した。なお、供用開始は、2023年3月末を予定している。

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 大成建設やNTT都市開発などの代表法人※1で構成される旧広島市民球場跡地整備等事業※2認定計画提出者(グループ名 NEW HIROSHIMA GATEPARK)は、広島県広島市中区基町5 番地(中央公園の一部)で、商業施設とオープンスペースの工事に着手したことを2022年4月11日に発表した。

※1 代表法人:NTT都市開発、大成建設、広島電鉄、中国新聞社、広島バスセンター、NTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズ、シーケィ・テック、NSP設計。

※2 旧広島市民球場跡地整備等事業:都市公園法で定めるPark-PFI(公募設置管理制度)に基づき、民間事業者が飲食・物販などの収益施設と屋根付きイベント広場といった公園施設の整備を行うとともに、指定管理者としてイベント広場などの管理・運営を担う。

大屋根を設けたオープンスペースを整備

 開発地は、広島市の中心部にある広大な敷地に面し、都心部ならではの高い利便性と豊かな緑による解放感を兼ね備えた場所で、世界遺産の原爆ドームに隣接している。

 今回の計画では、多様なイベントが開催できる空間を中心に、1〜2階建てとなる8棟の商業施設だけでなく、大屋根があり市民の憩いの場となるオープンスペースを整備する。

 さらに、供用後は広場や店舗でイベントを行い、都心全体の回遊性を向上させる賑(にぎ)わいの場とし、広島市中心部の活性化と魅力ある街づくりに貢献する市民公園の実現を目指す。


完成後の計画敷地を含む中央公園の全体鳥瞰イメージ 出典:大成建設プレスリリース

完成後の計画敷地を上空から見たイメージ 出典:大成建設プレスリリース

 具体的には、コンセプトにNEW HIROSHIMA GATEPARKを掲げ、旧広島市民球場跡地に、国内外の多様な人が集い、自由に時間を過ごし、オソト文化※3を通じて平和を実感できる市民公園を作る他、周辺ゾーンの魅力と回遊性のアップにつながる要素を園内に取り込み、公園自体の魅力を高めることで、広島市の上位計画に沿った地域共生に役立てる。

※3 オソト文化:今回の事業では、温暖な気候に恵まれた広島の特徴を生かし、屋外で多様な活動や交流を楽しみ、分け合い助け合う、ニューノーマル時代に適したライフスタイルを提案していく。

 加えて、平和記念公園からつながる南北の軸をつなぎ、未来への平和の象徴となる「ピースプロムナード」と旧広島市民球場の“かたち”を継承する「2つのリボン(公園の外形をつくる植栽帯はグリーンリボン、にぎわいの主要動線を多機能で支える工作物はユニバーサルリボン)」を骨格とした公園も創出する。各エリアを接続する動線計画も園内に採用し、それぞれを結ぶことで、人を引き寄せる賑わいと回遊性を持たせる。


「ピースプロムナード」のイメージ 出典:大成建設プレスリリース

公園内側から見た店舗の外観イメージ 出典:大成建設プレスリリース

 また、周辺施設と共存しつつ、街に新たな目的と回遊性を生み出す「屋外環境×滞在型」施設を実現するために、計画敷地内に弓形・点在型で施設を配置することで回遊を促進し、店舗の賑わいを最大限に表出させることで、公園の魅力を引き出す。

 イベントに関しては、従来開催されていたイベントだけでなく、新規イベントの誘致と市民の「やりたい」を実現する日常イベントの開催により、年間を通じて多彩な活動を生成し、広島の新たな「顔」にふさわしいホスピタリティにあふれた施設運営とする。


イベント開催時のイメージ 出典:大成建設プレスリリース

旧広島市民球場跡地整備等事業の概要 出典:大成建設プレスリリース

旧広島市民球場跡地整備等事業の位置図 出典:大成建設プレスリリース

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