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三井住友建設がスプリンクラー配管向けの工法を開発、配管敷設作業で生産性が20%向上:導入事例
三井住友建設は、ヤマトプロテックや三井化学産資と共同で、共同住宅におけるスプリンクラー配管の「パラソループ工法」を開発した。新工法は、天井スラブ面に敷設するスプリンクラーの主配管をループ状にするもので、在来工法(ヘッダー工法)と比べて配管長を約40%削減し、敷設作業の省力化により生産性を約20%高めた。
三井住友建設は、ヤマトプロテックや三井化学産資と共同で、共同住宅におけるスプリンクラー配管の「パラソループ工法」を開発し、都内で施工を進めるタワーマンション「(仮称)南大塚IV計画建設工事」の一部住戸に適用したことを2022年3月15日に発表した。
各種配管パーツの開発を含め新工法の施工性を改善
共同住宅のスプリンクラー配管敷設で採用されるヘッダー工法では、スプリンクラーヘッド数に応じた多口継手(ヘッダー)を天井点検口が設けられたユニットバス内の天井スラブ面に配置し、各スプリンクラーヘッドまで配管を個別に敷設していた他、多数の配管が水回りの遮音壁を貫通しなければならなかった。
そこで、三井住友建設はパラソループ工法を開発した。パラソループ工法は、ループ状の主配管により配管長を約40%減らせ、天井スラブ面に敷設する作業員の負担を軽減する。さらに、敷設作業の省力化は、今後懸念される担い手不足や作業員の高齢化対策にも有効だ。
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