延べ1.8万m2の物流施設が神奈川県愛甲郡愛川町で着工、シーアールイー:リテール&ロジスティクス
シーアールイーは、神奈川県愛甲郡愛川町の内陸工業団地内で、2023年3月末の竣工に向け計画を進めていた物流施設「ロジスクエア厚木I」の地鎮祭を2022年3月30日に行った。
シーアールイーは、神奈川県愛甲郡愛川町の内陸工業団地内で、開発を進める物流施設「ロジスクエア厚木I」が2022年4月1日に着工したことを同日に発表した。
「相模原愛川IC」から約3.3キロの場所に位置
開発地は、神奈川県愛甲郡愛川町にある内陸工業団地内に位置し、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「相模原愛川インターチェンジ(IC)」から約3.3キロの場所にあり、国道129号線(厚相バイパス)至近の場所に存在する。そのため、神奈川県の厚木市内と相模原市内への配送だけでなく、圏央道経由で東名高速自動車道と中央高速自動車道を利用することで、広域物流拠点として役立つ。
ロジスクエア厚木Iは、S造地上5階建て(倉庫は4層)で、トラックバースには、計15台の大型車が同時接車でき、5台分の待機スペースを配置する。倉庫部分は、外壁に金属断熱サンドイッチパネルを備え、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン(2.5トンのフォークリフトに対応)で、有効高さは各階で6.0メートル以上を確保する見込みだ。
昇降設備については、2基の荷物用エレベーター(積載荷重が4.1トン、速度は毎分60メートル)や1基の直搬送機、2基のドックレベラーを取り付ける他、オペレーションの拡張に応じられるように、1機の垂直搬送機を増設可能な構造を採用する。庫内には、空調設備を設置する際の配管ルートや室外機置場を確保し、未来における入居テナントの需要にも一定の対応が行える仕様に仕上げる。
環境対策に関しては、全館にLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を導入し、環境や省エネルギーに配慮した施設とし、「BELSの評価」や「ZEB」「CASBEE-建築(新築)」の認証を取得する見通しだ。
さらに、太陽光発電システムを設け、自家消費するとともに、エンバイオC・エナジーから再生可能エネルギーを調達することで、ロジスクエア厚木Iの使用電力を全てグリーン電力とする。また、BCP対策で、発電した電力の一部を施設内に蓄電して、停電時に非常用電力として使える蓄電池システムを備える。
ロジスクエア厚木Iの概要
ロジスクエア厚木Iは、S造地上5階建て(倉庫4層)で、延ベ床面積は1万8236.45平方メートル。所在地は神奈川県愛甲郡愛川町中津で、敷地面積は9932.89平方メートル。用途地域は工業専用地域で、主要用途は倉庫(倉庫業を営む倉庫)。設計・施工は錢高組が担当し、着工は2022年4月1日で、竣工は2023年3月31日を予定している。
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