東京都足立区で低床倉庫を備えた都市型物流施設が竣工、プロロジス:リテール&ロジスティクス
プロロジスは、東京都足立区入谷で開発を進めていた都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン東京足立2」が2022年3月に竣工したことを公表した。プロロジスアーバン東京足立2が位置する城北エリアは、物流施設と倉庫の新規供給が少なく、高機能な新築物流施設は希少だという。
プロロジスは、東京都足立区入谷で開発を進めていた都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン東京足立2」の竣工式を2022年3月9日に開催した。
日暮里・舎人ライナー「見沼代親水公園」駅から2キロ圏内
開発地は、東京都北部と埼玉県の消費地をカバーする場所に位置しており、東京都足立区、板橋区、埼玉県川口市、草加市、八潮市から車で30分のエリアに立地している。
さらに、東京駅以北の都内エリアや埼玉県広域から車で60分の地域にあり、迅速な運送が求められるEC事業とラストワンマイルの拠点としても適す他、日暮里・舎人ライナー「見沼代親水公園」駅と「舎人」駅からいずれも2キロ圏内で、周辺には住宅地も多く従業員を確保しやすい。
プロロジスアーバン東京足立2は、3階建ての都市型物流施設で、コンパクトな施設でありながら、4トントラックが直接2階にアクセス可能なスロープを併設し、荷物用エレベーターも2基備えている。
1階は、都市型配送拠点としての機能に特化し、駐車機能を設けた低床倉庫で、配送車が直接乗り入れられ、出庫できるワンウェイの通過動線によって、安全かつ高効率のオペレーションを実現する。加えて、敷地内に配置された配送車15台分の駐車場には、泡消火設備を完備し、事務所も併設した。
プロロジスアーバン東京足立2の概要
プロロジスアーバン東京足立2は、S造地上3階建てで、延べ床面積は6466.18平方メートル。所在地は東京都足立区入谷9-10-10で、敷地面積は3125.19平方メートル。設計・施工は巴コーポレーションが担当し、着工は2021年2月で、竣工は2022年3月。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- BTS型物流施設「LOGI'Q 三芳」が竣工、防火用の設計や最新設備を導入
東急不動産は、「Deliver future and smiles.」をテーマに、物流施設ブランド「LOGI'Q」の展開を2016年にスタートした。現在、開発中の物流施設を含め、累計14物件を建設している。2020年1月29日には、埼玉県入間郡にBTS型物流施設「LOGI'Q 三芳」が竣工式を執り行った。 - 千葉県浦安市で延べ5.2万m2のマルチテナント型物流施設が着工、日鉄興和不動産
日鉄興和不動産は、物流施設「LOGIFRONT」シリーズの1つとして、千葉県浦安市で、物流施設「LOGIFRONT 越谷I」「LOGIFRONT 越谷II」「LOGIFRONT 狭山」に次ぐ首都圏第4弾となるマルチテナント型物流施設「LOGIFRONT 浦安」の開発に着手した。 - 三井不動産が新たに物流施設を7件開発、総延べ床面積は約390万m2に
三井不動産はこのほど、新たに物流施設を7件開発することを発表した。新規開発施設7物件を含めた三井不動産の物流施設は、合計47物件で、総延べ床面積は約390万平方メートルに及び、累計投資額は約6100億円に達する。 - 埼玉県春日部市で延べ1.9万m2の物流施設が着工、ロジランド
ロジランドは、埼玉県春日部市で、物流施設「LOGI LAND 春日部II」の開発に着手した。LOGI LAND 春日部IIは、同社が春日部市内で開発する物流施設として2件目となる。