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調査リポート

2022年度公共事業関係予算は国土強靭化で、要求額以上の予算規模産業動向(2/2 ページ)

建設HRは、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2022年2月分のマンスリーレポートを公表した。今月は、2022年度の政府予算案をもとに、国土交通省の公共事業関係予算について分析している。

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■2022年度の公共事業関係費、補正予算減少により、合計額は前年比で減少

 公共事業関係費の当初予算はほぼ横ばいで確保されているが、緊急事態に対応するために新たに追加される補正予算は、2020年度の1兆9342億円から、2021年度は1兆5706億円に減少。そのため、2022年度の当初予算には2021年度の補正予算を加えた公共事業関係費の合計額は、2021年度よりも減っている(図表3)。

※2022年度の当初予算に2021年度の補正予算を加えるのは、2022年度予算案を編成する際、2022年度当初予算と2021年度補正予算を一体と見なす「16カ月予算」としているため


【図表3 当初予算に前年度補正予算を加えた公共事業関係費の比較】 出典:国土交通省「2022年度予算決定概要」より建設HR 編集部が作成

■就業者数/雇用者数ともに、8カ月連続前年同期比で減少

 月次の雇用関連のデータでは、建設業の就業者数は462万人(前年同月比93.0%)、雇用者数は385万人(同 93.2%)で、前年同月比でともに8カ月連続の減少となった(図表4)。


【図表4 建設業の就業者数と雇用者数の推移】 出典:総務省「労働力調査」より建設HR 編集部が作成

■新規求人数は、12カ月連続で前年同期比を上回る

 公共職業安定所(ハローワーク)における建設業の新規求人数は7万6931人(同 106.8%)と前年同月比で13カ月連続増加した(図表5)。


【図表5 当初予算に前年度補正予算を加えた公共事業関係費の比較】 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より建設HR 編集部が作成

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