首都圏の「新築戸建」平均価格は4170万円、2017年1月以降最高額を更新:産業動向
アットホームは、2021年12月時点での首都圏における「新築戸建」の価格動向を発表した。平均価格は4170万円で2017年1月以降最高額を更新した。
アットホームは2021年12月時点での首都圏における「新築戸建」の価格動向を発表した。対象データは不動産情報サイト「アットホーム」に登録および公開された新築戸建で、対象エリアは東京都(23区および都下)、神奈川県(横浜市、川崎市など)、埼玉県(さいたま市など)、千葉県(柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市など)。
調査の結果、首都圏の新築戸建の平均価格は4170万円で、前月比で1.1%上昇。価格は全般的に大幅上昇し、中でも東京都下、神奈川県横浜市および川崎市、千葉県西部では前年同月比10%を超える。8 エリア全てで2017年1月以降最高額を更新した。
東京23区の新築戸建ての平均価格は6217万円で、前月比で0.9%上昇し、2017年1月以降最高額を3カ月連続で更新した。都下の平均価格は4462万円で前月比+0.4%と上昇し、7カ月連続で過去最高額を更新した。
横浜市・川崎市の平均価格は4821万円で前月比+1.6%と上昇。2017年1月以降最高額を8カ月連続で更新した。神奈川県他の平均価格は3996万円で前月比+1.0%と上昇し、3カ月連続で過去最高額を更新した。前年同月比では5.4%上昇し、前年同月超えは16カ月連続だ。
さいたま市の平均価格は4203万円で前月比で1.4%上昇し、2017年1月以降最高額を更新した。また、埼玉県他の平均価格は3442万円で、前月比で1.0%上昇し、7カ月連続で過去最高額を更新した。また前年同月超えは20カ月連続となっている。
千葉県西部の平均価格は3884万円で前月比+0.6%と上昇し、2017年1月以降最高額を9カ月連続で更新。千葉県他の平均価格は2997万円で前月比+2.1%と上昇し、2カ月連続で過去最高額を更新した。前年同月比は2021年10月まで3カ月連続で下落していたが、2カ月連続の上昇となった。
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