ニュース
施工は壁に貼るだけの柔らかい温湿度・照度センサー、CO2センサータイプなども開発中:第6回 ジャパンビルド−建築の先端技術展−(2/2 ページ)
DICは、壁や柱などに貼るだけで取り付けられ、温湿度・照度センサーとして機能する無線センサー「ハッテトッテ(屋内用)」と屋外で使える「ハッテトッテ 防水型」を開発した。さらに、現在、「ハッテトッテ CO2センサー」「ハッテトッテ 距離センサー」「ハッテトッテ ビーコン発信機能」の開発を進めている。
ごみ箱やトイレの利用状況を可視化するハッテトッテ 距離センサー
ハッテトッテ CO2センサーは、周囲のCO2を測定するタイプで、会場内では、ハッテトッテの筐体と組み込むCO2センサーが展示された。
ハッテトッテ 距離センサーは、レーザーの反射で対象物との距離を測るもので、場内では、ハッテトッテの筐体と組み込む距離センサーを披露。「ハッテトッテ 距離センサーは、ごみ箱やトイレの利用状況など、施設内に配置された設備の状態を確かめるのに役立つ」(DICの担当者)。
ハッテトッテ ビーコン発信機能は、搭載されたBlootooth通信機能により、配置された周辺のスマートフォンを検出するため、特定のエリアにいる人の数を見える化するのに貢献する。
なお、DICでは、ハッテトッテ CO2センサー、ハッテトッテ 距離センサー、ハッテトッテ ビーコン発信機能のサイズや重さといった仕様は室内用のハッテトッテと同様のものを想定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 現場作業者の熱中症と労災を見える化する新サービス、谷沢製作所
谷沢製作所は、現場で生じる熱中症を含む労働災害の対策で役立つソリューションとして、IoTセンサーで従業員の体調をリアルタイムにチェックする監視・通知サービス「センサー見張りっ子」を開発した。センサー見張りっ子のリリースは、2022年以降となる予定だ。 - 構造物のひずみ常時監視を簡単低コストで、CACHが予防保全システム
CACHが、ひずみ(変形)の常時監視で構造物の異常を未然に検知する予防保全システムを「ワイヤレスIoT EXPO2019」で展示。通信にSigfoxを利用することで、測定器本体の乾電池交換を数年単位まで頻度を下げることが可能になり、クラウド利用と併せて低コストを実現している。 - 高性能センサー搭載の安価な3D点群モデリングシステム、30秒で最大277万点の点群の取得が可能
北陽電機製の屋外に対応した2次元側域センサー「URM-40LC-EW」が、Haloworldが開発を進める3D点群データモデリングシステム「Be THERE」に採用された。 - マンホール取り付け型のIoTセンサーシステム、下水管内に入らず水位を測定可能
NJSは、2016年から実証試験を行っていたマンホール取り付け型の下水管内水位モニタリングシステム「SkyManhole」の受注をスタートした。