関西初、東急不動産らが再生可能エネルギー100%利用の分譲タワーマンションを開発:プロジェクト
東急不動産は、関電不動産開発とともに、大阪市中央区常盤町2丁目で、新築分譲タワーマンション「(仮称)ブランズタワー谷町四丁目」の開発を進めている。ブランズタワー谷町四丁目は、全住戸と共用部で、非化石証書を利用した実質再生可能エネルギー100%の電力を使用する。東急不動産の調べによれば、実質再生可能エネルギー100%利用の電力サービスを採用した分譲タワーマンションはブランズタワー谷町四丁目が関西初だという。
東急不動産は、関電不動産開発とともに、大阪市中央区常盤町2丁目で、新築分譲タワーマンション「(仮称)ブランズタワー谷町四丁目」を開発することを2021年12月6日に発表した。
従来の電気やガスの料金と同等のコストで再生可能エネルギー100%の電力を使用可能
開発地は、Osaka Metro谷町線/中央線「谷町四丁目」駅から徒歩3分の場所に位置し、Osaka Metro 中央線・堺筋線「堺筋本町」駅から徒歩7分の場所にある。
ブランズタワー谷町四丁目は、制振構造の地上31階建てで、総戸数174戸の高層タワーマンション。全住戸と共用部では、非化石証書を利用した実質再生可能エネルギー100%の電力を使う。
具体的には、Next Powerより、再生可能エネルギー由来の非化石証書を有する環境価値を付加した電気の供給を受け、実質再生可能エネルギー100%活用の分譲タワーマンションとする。
上記の取り組みで、入居者は、従来の電気やガスの料金と同等のコストで、再生可能エネルギー100%の電力を使える見込みだ。加えて、電気自動車の普及を考慮し、建物内のタワーパーキング(機械式駐車場)でも、電気自動車対応の駐車パレットを用意する。
ブランズタワー谷町四丁目の概要
ブランズタワー谷町四丁目は、RC造地上31階建てで、延べ床面積は1万7340.36平方メートル。所在地は大阪府大阪市中央区常盤町二丁目1番3(地番)で、敷地面積は1107.68平方メートル。
設計・監理は日企設計が、デザイン監修は日建ハウジングシステムが、施工は日本国土開発が、管理は東急コミュニティーがそれぞれ担当し、竣工は2024年1月下旬で、2024年3月下旬を予定している。
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