2021年7月の新築戸建て動向、首都圏は1戸当たりの価格が全エリアで前年同月と比べ上昇:不動産市況(2/2 ページ)
アットホームとアットホームラボは、新築戸建ての価格動向を調査し、首都圏の新築戸建て1戸当たり平均価格が、2021年7月に、前年同月と比較して、全エリアで上がったことを公表した。
横浜市・川崎市の平均価格は2017年1月以降の最高額を3カ月連続で更新
横浜市・川崎市の平均価格は4563万円で前月比1.0%増と上昇し、2017年1月以降の最高額を3カ月連続で更新した。また前年同月比は6.3%増と上昇したが、これは3000万円台を下回る物件の占める割合が前年同月より合計で11.3ポイント減少し、5000万円以上の割合が合計で9.2ポイント増加したことが要因となっている。
神奈川県他の平均価格は3927万円で前月比0.5%増とアップし、こちらも3カ月連続で過去最高額となった。前年同月比では、5.7%増と伸長したが、これは平均価格を超える4000万円以上の物件が占める割合が合計で5.6ポイント増加したことなどが原因となっている。
さいたま市の平均価格は4067万円で2017年1月以降の最高額を5カ月連続で更新
さいたま市の平均価格は4067万円で前月比1.0%増と上がり、2017年1月以降の最高額を5カ月連続で更新した。前年同月比では、10.7%の上昇となったが、これは2000万円台を下回る低価格物件の占める割合が前年同月より合計で14.2ポイント減少したことに加え、4000 万円以上の割合が合計で16.9ポイントと増加したことが原因。
埼玉県他の平均価格は3308万円で、前月比1.1%と伸長し、2カ月連続で過去最高額となった。また前年同月超えは15カ月連続となっている。
千葉県他の平均価格は2894万円で前年同月超えは42カ月連続
千葉県西部の平均価格は3746万円で、前月比1.7%増とアップし、2017年1月以降の最高額を4カ月連続で更新した。さらに、前年同月超えは18カ月連続となったが、これは2000万円台を下回る低価格帯物件の占める割合が、前年同月より合計で11.7ポイント減少し、4000万円台以上の割合が合計で6.9ポイント増加したことが要因となっている。
千葉県他の平均価格は2894万円で前月比0.2%増と上昇した。加えて、前年同月比は1.0%増と上昇し、前年同月超えは42カ月連続となった
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