日立ソリューションズ、建設業向け「労働安全衛生管理サービス」最新版:労働安全衛生
日立ソリューションズは、建設業向けクラウドサービス『労働安全衛生管理サービス』において、「災害報告」と「災害発生分析」を追加した最新版を10月25日から提供開始した。
日立ソリューションズは2021年10月25日、建設業向けのクラウドサービス「労働安全衛生管理サービス」の最新版を提供開始した。今回、タブレットを活用し、建設現場での災害・ヒヤリハット発生をワークフローで迅速に報告を行える「災害報告」と、安全衛生管理部門の安全対策を支援する「災害発生分析」を新たに追加した。
「労働安全衛生管理サービス」とは、建設業向けの労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)のPDCAを支援する仕組みだ。新機能「災害報告」では、現場の作業員がタブレット上で労働災害やヒヤリハット発生の報告をすると、本社の安全管理部門へ通知され、クラウド上のデータベースに情報が蓄積される。安全衛生部門がポータルサイトから速報を伝えることで、全社に注意喚起を促すことも可能だ。現場の作業員は蓄積された災害事例をタブレットで検索できるため、現場での再発防止に向けた教育コンテンツとして活用できる。
また「災害発生分析」により、ダッシュボード上で労働災害やヒヤリハットの月ごとの発生件数や累計などがグラフで可視化される。管理者は、月別や現場ごとの発生件数などをグラフで把握し適切な対策の立案や計画の改善ができる。また、転倒や機材の落下など、災害やヒヤリハットのタイプ別に発生傾向を分析することで、重点的に取り組むべき施策の優先度を決定できる。
既に提供している「災害事例検索」と、今回の「災害報告」と「災害発生分析」を組み合わせることで、従来の現場支援であるPlan(リスクアセスメント)、Do(危険予知訓練)に加え、Check・Action(不安全検知、現場把握・計画改善)のサイクルをトータルに支援できるということだ。
今後は、AI(人工知能)技術により文書を分析し災害のリスクや対策の改善を支援するサービスや、映像を分析し、作業員の不安全な行動を検知するサービスも提供予定だという。
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