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延べ2.9万m2の物流施設が兵庫県伊丹市で着工、シーアールイープロジェクト

シーアールイーは、兵庫県伊丹市で、2022年11月中旬の竣工に向け、流施設「ロジスクエア伊丹」が着工したことを公表した。

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 シーアールイーは、2021年8月31日に取得した兵庫県伊丹市の開発用地で、物流施設「ロジスクエア伊丹」が同年9月1日に着工したことを同日に発表した。

トラックバースは大型トラック27台の同時接車が可能

 計画地は、大阪国際空港(伊丹空港)の近くにあり、大阪市内の中心部から約15キロの場所にある。さらに、阪神高速池田線「豊中北インターチェンジ(IC)」からは約2.5キロと、大阪市内への配送だけでなく、大阪府や兵庫県といった関西主要都市への輸送に便利で、JR「伊丹」駅から徒歩圏にあるため、雇用面でも他エリアよりも優位性がある。

 開発用地がある伊丹市は、総人口が19万8000人を超える。世帯数は約8万4000世帯で、日本の総人口が減少に転じた2008年以降も人口は微増傾向にあり、伊丹市と隣接する豊中市、池田市、尼崎市は大阪市のベッドタウンとして多くの人口を擁している。

 ロジスクエア伊丹は、地上3階建てで、倉庫部分は9586.777平方メートル。庫内には、北側と東側の2面にトラックバースを配置することで、大型トラック27台の同時接車を可能とし、4台分の待機スペースも備え、効率的なオペレーションを実現する。


「ロジスクエア伊丹」の完成イメージ 出典:シーアールイープレスリリース

 倉庫の基本スペックは、外壁には金属断熱サンドイッチパネルを設け、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン(2.0トンのフォークリフトに対応)で、各階の有効高さは5.5メートル以上とし、照度は平均250ルクスとする。昇降設備については、2基の荷物用エレベーター(積載荷重が4.1トン)や4基の垂直搬送機、2基のドックレベラーを実装する。

 また、将来のオペレーション変更も想定して、庫内に空調設備を設置する際の配管ルートや室外機置場、キュービクル増設スペースを確保し、さまざまなニーズに応じる。

 環境配慮に関しては、全館にLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を採用し、省エネルギーを踏まえた施設計画とすることで、建築環境総合性能評価システム「CASBEE 兵庫県」のAランク認証を取得している。

ロジスクエア伊丹の概要

 ロジスクエア伊丹は、S造地上3階建てで、延ベ床面積は2万9967.30平方メートル。所在地は兵庫県伊丹市桑津1丁目で、用途地域は工業地域。敷地面積は1万7961.85平方メートル。竣工は2022年11月中旬を見込んでいる。

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