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延べ7.8万m2の物流施設が埼玉県狭山市で着工、日鉄興和不動産:プロジェクト
日鉄興和不動産は、埼玉県狭山市で、2022年12月末の竣工に向け、物流施設「LOGIFRONT狭山」の開発に着手した。LOGIFRONT狭山は、同社が展開している「LOGIFRONT」シリーズの首都圏3施設目となる。
日鉄興和不動産は、埼玉県狭山市で、物流施設「LOGIFRONT狭山」が2021年8月2日に着工したことを同日発表した。
免震構造を採用
計画地は、狭山工業団地の北東部に位置し、首都圏中央連絡自動車道「狭山日高インターチェンジ(IC)」から約1.7キロの場所にあり、関越自動車道「川越IC」から約8.6キロの距離にあるため、交通利便性に優れている。
LOGIFRONT狭山は、黒と銀のスタイリッシュな外壁にLOGIFRONTシリーズのシンボルマークである「ビッグL(エル)」が映える外観とする。建物内には、単一テナント向け専用物流施設として、テナントのニーズに合わせて倉庫内部をフレキシブルに活用できる柱スパン寸法を採用し、平面計画と断面計画ではブレースを配置しない見込みだ。
また、免震構造を導入し、従業員と荷物の安全を確保する。設備面では、全館空調を採用する他、庫内動線の効率化を実現し、従業員の働きやすい職場環境を整える。
LOGIFRONT狭山の概要
LOGIFRONT狭山は、免震構造のPCaRC・S造(APRSS構法)4階建てで、延べ床面積は7万8126.67平方メートル。所在地は埼玉県狭山市広瀬台二丁目591番28で、敷地面積は3万8757.56平方メートル。設計・監理はフクダ・アンド・パートナーズが、施工は安藤ハザマがそれぞれ担当し、竣工は2022年12月末を予定している。
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