愛知県一宮市で延べ1.7万m2の物流施設が着工、大和物流:プロジェクト
大和物流は、愛知県一宮市で、2022年5月末の竣工に向け、延べ床面積が1万7438.12平方メートルとなる物流施設「(仮称)一宮丹陽町物流センター」の開発を進めている。
大和ハウスグループの大和物流は、愛知県一宮市で物流施設「(仮称)一宮丹陽町物流センター」が2021年6月1日に着工したことを同日発表した。
「西春インターチェンジ」から約1.5キロの場所に位置
近年、ニーズが伸長しているEC(Electronic Commerce、電子商取引)への対応や物流効率化を目的とした配送網の見直しなどから、物流施設の需要が拡大している。中部エリアでも、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の増加を受け、空室率は低い水準で推移しており、今後も底堅い需要が見込まれている。
上記のような状況を踏まえて、大和物流では、愛知県を中心に中部エリアの物流基盤強化を図るため、大型物流施設「小牧物流センターI」や「小牧物流センターII」など、県内に11拠点・総延べ床面積約15万9145平方メートルの物流施設を運営している。そして、同社は、今後のさらなる物流需要の増加を見据え、一宮丹陽町物流センターを開発することとした。
一宮丹陽町物流センターの計画地は、名古屋高速16号一宮線「西春インターチェンジ(IC)」から約1.5キロの場所に位置し、名古屋市内への配送拠点として適している。さらに、名神高速道路「一宮IC」から約2.4キロのエリアにあるため、アクセスに優れ、中部エリアだけでなく、東西広域への交通利便性も高い。
建物は、倉庫に低床式ホームを採用し、床荷重は建材や機械などの重量物の取り扱いに最適な1平方メートル当たり2トンとする。また、トラックバース直結の貨物用エレベーターと垂直搬送機をそれぞれ2基設置するため、効率的な荷役業務ができるようになる見込みだ。
一宮丹陽町物流センターの概要
一宮丹陽町物流センターは、S造地上3階建てで、延べ床面積は1万7438.12平方メートル。所在地は愛知県一宮市丹陽町五日市場字天上7番他で、敷地面積は1万1272.62平方メートル。アクセスはJR東海道本線「稲沢駅」から約2.7キロ。設計・施工は大和ハウス工業が担当し、竣工は2022年5月末で、稼働は2022年6月を予定している。
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