LIXILが1日で取り換えられる「リフォーム網戸」を発売、網戸が無かった窓にも設置可能:製品動向
LIXILは、取り換えしやすく、開閉操作がスムーズで、空気の入れ替えに役立つ「リフォーム網戸」を開発した。
LIXILは、1日で取り換えられる「リフォーム網戸」を同社のブランド「TOSTEM」から2021年5月6日に全国発売した。
網戸のタイプは3種類
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、在宅時間が増加する中、自宅の住環境を快適にすることや安全性を高めることなどに一般消費者の関心が高まっている。安全性に関しては、感染症から身を守るために、換気を徹底し密閉空間にしないことが求められている。換気は、1カ所だけでなく、2カ所の窓を開けることで、風の入口と出口を設けられ、空気の通り道が生まれ、より効率的に空気の入れ替えを行える。
上記のような状況や効果を踏まえて、LIXILは、取り換えしやすく、開閉操作がスムーズで、空気の入れ替えに役立つ「リフォーム網戸」を開発した。リフォーム網戸は、破損した網戸や動きにくくなった網戸の交換に使える他、今まで網戸が無かった窓やドアにも取り付けられる。
網戸のタイプは、「引違い網戸」「横引きロール網戸」「玄関ドア網戸 しまえるんです α」の3種類。引違い網戸は、窓の室外側に取り付けて、横にスライドして開閉するタイプで、フレームカラーは、ブラック、オータムブラウン、シャイングレー、ナチュラルシルバー、ホワイト、ブロンズ、シルバーから選べる。網は、「標準ネット」「きれいネット」「ペットネット」「虫いやネット」「ステンレスネット」から選択できる。
きれいネットは、眺望性や通風性に優れ、小さな虫の侵入もブロックし、網目がズレにくい構造で、凹凸も少なく掃除をしやすい。虫いやネットは、人やペットに無害な防虫用の薬剤を練り込んだ網戸で、出入りの多い物干スペースの窓への設置に適している。ペットネットは、網を樹脂コーティングすることで強度をアップし、ペットが爪で引っかいても、網目がズレにくい構造となっている。
また、部屋や用途に合わせて、網やフレーム、中桟(なかざん)、引手の有無などを選べる。フレームのタイプは、一般的な標準タイプと安心感のある太框タイプの2種を用意している。オプションには、網戸の動きを制限しペットや子供の飛び出しを抑制する「網戸ストッパー」をラインアップ。網戸ストッパーは、網戸縦框(たてがまち)に穴を開けずに装着でき、設置後に位置も変えられる。
横引きロール網戸は、窓の室内側に配置し、横方向に開閉して、使用しない時は網を専用のボックスに巻き取れる。フレームと網は、簡単に取り外せ、汚れが気になったら洗え、網破損時の交換や網の種類変更にも応じている。フレームカラーは、ブラック、オータムブラウン、シャイングレー、ナチュラルシルバー、ホワイトからセレクトする。網は、標準ネット、きれいネット、虫いやネットの3種類。
玄関ドア網戸 しまえるんですαは、容易に脱着できる玄関・勝手口用の横引収納網戸で、容易に脱着でき、ドアに合わせて間口タイプとカラーを選べる。
各タイプの網戸を対象とした製品としては、豊富なサイズや開閉を円滑にする車輪「戸車(とぐるま)」、網戸と窓枠の隙間から虫が侵入するのを防ぐ「モヘア」、リフォーム網戸を窓やドアなどに搭載可能かすぐに分かる「現場調査キット」を用意している。
参考価格は、標準ネット(ブラック)の引違い網戸が、1600(幅)×900(高さ)ミリの場合は7000円で、1600(幅)×1800(高さ)ミリで1万1500円。標準ネット(ブラック)の横引きロール網戸は600(幅)×900(高さ)ミリで1万6400円(いずれも消費税、取り付け費、運賃は含まれていない)。
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