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三菱地所レジデンスの「Re ビル事業」初、オフィスビル改修のホステルが開業:リノベ(3/3 ページ)
ハンカチーフなど繊維製品の販売で知られるブルーミング中西が福岡・中央区大手門で所有していたオフィスビルは、三菱地所レジデンスの「Re ビル事業」による改修でホステルに生まれ変わった。オフィスビルの宿泊施設へのコンバージョンはRe ビル事業で初となる。
外観のデザインは福岡市美術館を意識
オンライン内覧会で、三菱地所レジデンス 投資アセット開発事業部 櫻井紅美氏は、「ザ・パークレックス 大濠公園の改修では、大堀公園を最大限利用するとともに、市街地で働く人のインタフェースとして機能する施設を目指した。外観のデザインでは、福岡市美術館を意識し、既存の外壁タイルをそのまま生かした。1階ファサード部分の耐震補強壁はタイルを剥(は)がし建物全体に色を合わせた。耐震補強壁は出来上がったコンクリートを職人がノミとハンマーで加工するビシャン仕上げを施し、建具には赤みのあるものを採用した」と改修の意図を説明した。
UNPLAN Fukuokaは、RC造地上5階建てで、延べ床面積は1667.80平方メートル。所在地は福岡市中央区大手門3丁目4番1号で、敷地面積は417.18平方メートル。客室は、ドミトリーが62床で、PODは72床、個室が15室。アクセスは福岡市地下鉄空港線「大濠公園」駅から徒歩1分。設計監理はオープン・エーが、施工はケーアンドイーがそれぞれ担当した。
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