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共有部の混雑確認や照明・空調の遠隔操作に応じたオフィスビルが神田で開業プロジェクト(2/2 ページ)

野村不動産は、新型コロナウイルス感染症対策として、在宅勤務やローテーション勤務、サテライトオフィスの活用などが普及している影響で、オフィスの縮小移転、分散化、集約化などが進み、小規模オフィスへの需要が高まっていることを受けて、こういったニーズに応えられるオフィスビル「H1O 神田」を開業した。

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専有部には開閉可能な窓を設置

 また、新型コロナウイルス感染症の対策として、施設内に、空気殺菌装置「エアロシールド」や光触媒除菌・脱臭デバイス「ターンド・ケイ」、抗菌・抗ウイルスの室内用塗料「パーフェクトインテリア エアークリーン」、抗菌と汚れ防止効果のある壁紙を採用している。各専有部には、開閉可能な窓を設けることで、自然通風により換気性を向上させやすく、感染リスクを下げられる環境を整備している。


「CONNECTIVE LOUNGE」(左)と「PERSONAL LOUNGE」(右) 出典:野村不動産

 H1O 神田の共用ラウンジは、建物2階の「CONNECTIVE LOUNGE」と6階に配置された「PERSONAL LOUNGE」の2種類。CONNECTIVE LOUNGEは、イベントや打ち合わせ、来客対応などでの利用を想定したラウンジで、ミーティングスペースやリラックススペース、キッチンスペース、作業スペース、同僚との雑談と食事で使えるチャッティングスペースを設けている。PERSONAL LOUNGEは、個人作業に適した空間で、コンセントレイトソファやレファレンススペース、パーソナルソファ、パントリースペース、リモート会議室を設置している。


エントランスから2階共用ラウンジまでをつなぐ吹き抜け階段 出典:野村不動産

 建物のデザインに関して、ファサード(外観)は、日本の伝統文様である市松模様を用いて神田エリアの街並みと調和を図り、エントランスは自然を感じる「バイオフィリックデザイン」に基づいて設計され、各専有部は、木調の素材をふんだんに用いたインテリアを取り付けることで、住宅にあるリビングのような居心地が良い空間に仕上げている。1階の吹き抜け階段は、建物の象徴ともいえる開放的な空間でありながら、会議前の資料チェックや簡単な打ち合わせに利用可能。エントランスから2階共用ラウンジまでをつなぐ吹き抜け階段は、入居者の移動を促進することで、リフレッシュや運動不足解消の効果をもたらす。


H1O 神田の位置 出典:野村不動産

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