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“脱モデルルーム”が実現するクラウド型VR内覧、関内の新築マンションギャラリーで採用VR(3/3 ページ)

日鉄興和不動産は同社初となる新築マンションの「体験型VRモデルルーム」に、スタイルポートのクラウド型VR内覧システム「ROOV walk」を採用した。モデルルームを作って見せるという既存のマンション販売の在り方を変革し、非接触が求められるコロナ禍でも有効な販売戦略の一つと位置付けている。

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モデルルームを持たずにVRだけで販売推進

 次の展開を野邉氏は、「横浜大通り公園でも新規の物件が控えている。この物件は、モデルルームを作らずに、横濱ギャラリーで合同販売することを予定している。全戸をVRだけで販売することになれば、省スペースやコスト削減にもつながり、マンション販売の新しい試みとなるだろう」と期待を寄せる。

 リビオレゾン横濱関内の物件概要は、所在地が地名地番で、神奈川県横浜市中区翁町2丁目7-5、7-6。構造・規模はRC造11階建て、総戸数は39戸。竣工は2021年11月中旬で、入居開始は2021年12月中旬。売り主は日鉄興和不動産、設計は恒企画、施工は風越建設。

 同物件は、販売方法や間取りだけに限らず、マンション内の設備にも特徴があり、各階に各戸専用の宅配BOX設置をはじめ、分譲マンションでは初と謳(うた)う非接触ボタン搭載のエレベーター、居住者からの問い合わせに対し、スマートフォンの専用画面からチャット形式で24時間365日応答する「リビオAIスマート管理」など、最新の機器やサービスがそろった先端のIoTマンションとなっている。


チャットボットで入居者の問い合わせに対応する「リビオAIスマート管理」

プロジェクションマッピングでゲストルームの床に投影したリビオレゾン横濱関内の位置図。「関内」駅から徒歩5分の駅チカで、周辺では横浜市役所跡地の再開発が進む
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