調査リポート
テレワークで残業時間が減少、施工管理と設計にコロナ禍の働き方を調査:調査レポート(2/2 ページ)
アーキ・ジャパンは、施工管理職と設計職を担当する1104人を対象に、コロナ禍での働き方に関して調査し、テレワークの導入効果で残業時間が減ったことや業務プロセスの効率化を実現するICTツールを求めていることなどが判明した。
現場管理のリモート化が起きると予想
「今後、現場にどのような変化が起きると思うか」という質問では、「現場管理のリモート化」と全体の30.7%が答え、「人員配置の見直し」の27.1%、「デジタルツールの導入」の25.0%、「人手が必要な業務の負担軽減」の14.4%と続いた。
「今後のICT化についてどのように考えているか」に対しては、「進めてほしい」が52.3%、「進めなくてもいい」が24.7%、「よく分からない」が23%となった。
「具体的にどのようなことをICT化に期待するのか」では、回答の多い順に、「業務プロセスの効率化」の32.8%、「業務の省力化」が29.5%、「人材不足の解決」が24.8%、「コストの削減」が11.4%となった。
<調査の概要>
調査時期:2020年7月7〜8日
調査対象:施工管理職と設計職の担当者
調査手法:インターネットによるアンケート調査
アンケート回収数:1104人
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 伸び悩む工務店でデジタルシフトが必須な理由、コロナで変わった工務店選びの現状
SOUSEI Technologyは、このほどマイホームアプリ「knot」の導入ビルダー数が800社を超えたことを発表した。採用社数の拡大と売り上げが伸び悩む工務店を対象に、デジタルシフトを後押しするため、knotを展示会などでPRしている。 - アズビルが提案する“with/afterコロナ時代”のオフィスと社会を支えるIoTビル設備群
アズビルは、ビルディングオートメーションシステムを核に据え、IoT、AI、ビッグデータと多面的に組み合わせることで、with/afterコロナ時代のスマートビルを提案している。なかでも、2019年に発表したAI顔認証技術を利用したウォークスルーの入退場管理システムは、温度検知の機能を新たに追加し、コロナ禍における非接触の入退場セキュリティと感染予防を両立させた。 - 建設業者が最も望むのは進捗確認のIT化、コロナ禍で建設業に生じた変化を調査
JAGフィールドは、建設業界で3年以上働いている1056人を対象に、新型コロナウイルスの影響により建設業界で生じた変化をリサーチした。結果、工事の中止と工期の延期が増加するとともに、受注数の減少や人手不足が加速して、生産性向上のためにITツールの導入を望む企業が増えていることが明らかになった。 - コロナ禍の働き方を提示するABWオフィス、東急Re・デザイン
東急Re・デザインは、アクティビティー・ベースド・ワーキングを意識し、テレビ会議も含めた仕事の内容によってワークスペースを選べる新型コロナウイルス感染症対策を施したオフィス「ライブオフィス用賀」を2020年9月にオープンした。